2016年05月22日

読書日記593:血流がすべて解決する



タイトル:血流がすべて解決する
作者:堀江昭佳
出版元:サンマーク出版
その他:

あらすじ----------------------------------------------
「血液サラサラ」ではなく、「血流たっぷり」をめざしなさい。出雲大社の表参道で90年続く漢方薬局の予約のとれない薬剤師が教える、血流を改善して病気を遠ざける画期的な健康法!

感想--------------------------------------------------
レビュープラス様から献本いただきました。いつもありがとうございます。

本書は出雲大社の近くに開業している漢方薬剤師である著者が、訪れる患者の悩みをもとにまとめた本です。血流=血の流れを改善することで身体的な問題や心の問題を解決しよう、というのが本書の趣旨です。どちらかというと女性向けの本ですね。冷えや肩こり、肥満、不妊などに悩む方向けの本です。

人の体を構成する細胞は六十兆個あるが、そのうちの二十兆個は血液に関連した細胞であるー。本書に書かれたこの事実からして、血流の大切さがわかるというものですね。本書では血液の問題を以下の三つに分類して、それぞれの対処法について述べています。

 ・血が作れない→気虚体質
 ・血が足りない→血虚体質
 ・血が流れない→気滞 お(やまいだれに於)血体質

血の問題、というとサラサラ、ドロドロという話になりがちですが、むしろ血液そのものが足りていない、作れていなことが問題の場合の方が多いようです。食事でとりこんだエネルギーや栄養を全身に送るのが血液ですので、血液が足りない、流れていないと身体に問題が生じるのは当然と 言えるかと思います。

著者はこの三つへの対処法を記すとともに、様々な身体の不調への対処例を交えて書いています。詳しくは読んでいただきたいのですが、いくつかの項目はすぐに実践することもでき、食事や呼吸法など簡単に取り組める事柄が多いのも特徴です。

このような本は何冊か読んでいますが、すべてがつながっているように感じますね。食事、血流、睡眠、運動、などなど、基本的には体を適度にリラックスさせて、身体の調子を整え、必要な栄養を摂取する。本当にこれに尽きるかと思います。特にその中でも血流はダイレクトに身体に影響するので、重要な要素と感じました。

本書は様々な科学的事実と、対処法、事例を交えてまとめた非常に読みやすい本でした。また 献本いただくことを楽しみにしています。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):
レビュープラス
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2016年01月31日

読書日記577:呼吸で心を整える



タイトル:呼吸で心を整える
作者:倉橋竜哉
出版元:フォレスト出版
その他:

あらすじ----------------------------------------------
イライラ、怒り、緊張、妬み、悲しみを消して、「集中力」「自制心」「継続力」を高める。心を浄化する「マイブレス式呼吸法」

感想--------------------------------------------------
レビュープラス様から献本いただきました。いつもありがとうございます。

「呼吸で心を整える」という本書は、ストレスや不安を「呼吸」で打ち消そうということで、その方法について書かれた本です。

「呼吸で心を整える」というタイトルだけを見ると、「呼吸だけで心が整うのだろうか?」と思ったりもしましたが、読むと納得です。「不安やストレスを感じている人は呼吸が浅くなり、余裕のある人は呼吸が深い」という言葉には納得できます。

本書で書かれている呼吸法は幾つかあります。「鎮める呼吸」や「歩く呼吸」、「数える呼吸」などですが、それぞれ具体的な呼吸法や呼吸の姿勢が書かれているので非常に分かり易いですね。重要なことは「呼吸」にしっかりと集中することです。呼吸に集中することで他の雑念を振り払い、心を切り替えることが出来る、さらに呼吸することで横隔膜を動かし、新陳代謝を活性化させ、身体を健康にする。本書を読んでいくと、その中身は理論的で分かり易いです。

「呼吸」というのは毎日誰もが当たり前に行っていることですが、この呼吸のやり方を少し変えるだけで様々な効果が得られるのであれば、やってみて絶対に損はないかと思います。呼吸法にこれだけの効果があるということを、この本を読むまで私は知りませんでした。本自体もそんなに厚くなく簡単に読めますので、心を整え、健康になりたいと言う人にはぜひお勧めです。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):
レビュープラス

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2015年03月29日

読書日記534:医薬品の安全性と法―薬事法学のすすめ



タイトル:医薬品の安全性と法―薬事法学のすすめ
作者:鈴木 利廣 (著), 関口 正人 (著), 水口 真寿美 (著)
出版元:エイデル研究所
その他:

あらすじ----------------------------------------------
薬害集団訴訟を土台とした薬害防止活動の実践のなかから生まれた待望の基本書! 薬害被害者、市民、医師、薬剤師、弁護士、研究者らで構成された「薬害オンブズパースン会議」17年の成果を集成。損害賠償法、医事法、生命倫理学、薬剤疫学、社会学などにまたがる課題を体系化し、実践への道をひらく―――いまこそ新しい学問分野 薬事法学 の構築を! ・企業のマーケティング戦略と監視、臨床研究における被験者の権利保護、市販後安全対策、未承認薬など、医薬品を取り巻く今日的な課題に解決の方向をしめす。 ・薬事法学の7つの基本原理から、医薬品安全監視の歴史やシステムの全体像をとらえ、「予防原則」「透明性の確保」「市民参加」「法による規制」の“ 監視4原則" を提唱する。


感想--------------------------------------------------
本書は知人の方に献本いただきました。ありがとうございました。

本書はそのタイトルの通り、医薬品の安全性と法について書かれた本です。本書の最後に著者たちの略歴が書かれていますが、弁護士の方や医療、薬剤関連の仕事に従事されている方々が名を連ねており、内容も専門性の高いものになっています。

本書はまさにそのタイトルの通り、日本で扱われている医薬品の安全性と、それを規制する法について書かれた本です。我々が日常的に使用する医薬品がどのようなプロセスで認可を得ているのか、また薬害エイズや薬害肝炎に代表される「薬害」や、その薬害をきっかけとして発展してきた医薬品の安全性に関する枠組みなどについて書かれており、一読の価値はある本かと思います。「薬」というものに全くお世話になっていない人は今の世の中、ほとんどいないのではないでしょうか。誰もがお世話になる医薬品の安全性がどのように確保されているのか、日本の仕組みと欧米の仕組みがどのように異なるか、などが本書を読む中で明らかになっていきます。

あとがきにも書かれていますが、本書は薬害エイズ問題を担当されていた弁護士の方が、医薬品の安全性について強く意識されたことをきっかけとして書かれています。従って本書の内容は現状の日本の医薬品の安全性の確保について疑問を投げかける内容で多くが占められています。本書を読んでいると分かるのですが、米国のFDAなどに比較して日本の厚生労働省や医薬品医療機器総合機構(PMDA)の取り組みはまだまだ遅れている、というのは残念なところでもあります。

本書を読むと、医薬の業界というのは人の命に直結する分野でありながらも利益を出さなければならない構造でもあり、扱いの難しい分野だということがよくわかります。利益を出すためには医薬品の開発や市場への投入を急ぐ必要がある一方で、副作用や薬害を極力減らすために安全性も担保しなければならない。患者への情報公開は必要だが、一方で自社の利益のために公開範囲を定めなければならない、といったジレンマの中で様々な法や規制を定めなければならず、そこが非常に難しいと感じます。こうした「利益と安全性・品質」のジレンマは製造業などでももちろん問題となりますが、体内に摂取する薬は特に安全性確保に尽力しなければならない、と感じました。

FDAなど欧米の取り組みと比較して厚労省など日本の取り組みはまだ甘い、という指摘もありますが、これは規模の違いもあるのではないか、とも感じました。市場規模の広い欧米では治験データの取得も日本と比較すると簡単であり、さらにFDAなどの規制にかけられる人的リソースも異なってくると感じます。また特に欧州は「標準を作成し、それを展開する」ということが非常に得意ですので、その得意分野を活かしている、とも感じられました。

上のように書きましたが、命に直結するだけに安全性や品質をおろそかにしていいはずもなく、ここは日本の市場や規模にあった適切な規制や法を設定していく必要があるとも感じます。欧米の後追いだけではなく、日本独自の規制や法整備の良い方法はないだろうか?などと考えてしまいますね。なかなかすぐにいいアイデアは思いつきませんが、分野は全く異なりますが、日本企業には品質や安全性とコストを両立させている企業も多くあり、何か参考にできる点もあるのではないか?とも感じました。

上にも書きましたが本書は医療・薬剤関連の業務に関与されている方々や、実際に薬害問題の訴訟に関わられた弁護士の方々が執筆にあたられています。資本主義の中で大きな利益を追求し続け、効果的な医薬を創出し続ける製薬企業はもちろん今の中に絶対必要な存在ですが、薬害問題に際して苦しんでいる方々に寄り添い、力となろうとする彼らの活躍には本当に頭が下がる思いでもあります。

「薬」というものは誰しもが多かれ少なかれほぼ必ずお世話になるものであり、身体に取り入れるものでもありますので、その薬がどのようなプロセスで市場に出ているのか、どのようなプロセスで安全性を担保しているのか、我々は薬についてどこまで知ることができるのか、などは知っておく必要のあることだ、と感じました。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):
レビュープラス
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2015年02月05日

読書日記527:人を操る禁断の文章術 byメンタリストDaiGo



タイトル:人を操る禁断の文章術

作者:メンタリストDaiGo
出版元:かんき出版
その他:

あらすじ----------------------------------------------
たった1行で、人は踊らされる。メール、企画書、LINEで使えるメンタリズムシリーズ最終兵器。

感想--------------------------------------------------
レビュープラス様から献本いただきました。いつもありがとうございます。

本書の作者はテレビにも良く出ていたあのメンタリストDaiGoです。著者がDaiGoさんだとすると、本書の「人を操る禁断の文章術」というタイトルも違った意味に見えてきます。

本書はそのタイトルこそ衝撃的ですが、中身は実務に役立つ文章の書き方に関する本です。文章と言っても小説などの書き方ではなく、どちらかというとビジネスで使うメールや広告、キャッチフレーズの書き方に近いですね。どうしたら読み手を行動に移させる文章を書けるのか、その書き方が本書を読むとよく分かります。

本書の構成ですが、非常に分かりやすいです。「「書かない」三原則で人を操る」、「人を動かす七つの引き金で何を書けばいいかもう迷わない」、「あとは、五つのテクニックに従って書くだけ」と各章のタイトルに、その章のポイントが数字で書かれているため、何が要点なのか読み手にわかりやすいんですね。このあたり、読み手に配慮されていると感じました。

書かれている内容、上に書いた各ポイントについてはぜひ読んでいただきたいのですが、非常に当たり前と言えば当たり前の内容です。幾つか紹介すると、三つの原則としては「あれこれ書かない」、「きれいに書かない」、「自分で書かない」といったものが挙げられています。最後の「自分で書かない」だけ「?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、残りの二つはなんとなく納得できるのではないかと思います。

本書で言っていることは、大まかに言ってしまうと、「読み手の気持ちに寄り添って文章を書く」ということかと思います。読み手が誰なのか、どのような人なのか、何をしてもらえたら嬉しいのか、そうしたことを考えながら書く。当たり前のようですが、重要なことだろうと思います。

本書には「こう書いた方がいい」という例文がいくつも書かれています。これらは確かに読み手に響く文章かもしれませんが、少し大袈裟にも感じられました。やはり本書の要点は「人の心に寄り添う文章を書くこと」かな、と感じます。本書に書かれている文章を参考にして、読み手を思い描きながら、自分なりの文章を書くことが非常に重要なのではないかと思います。

広告やキャッチフレーズで悩んでいる方、読み手に響くメールを書きたいと思われている方は、手にとって読んでみることをお勧めします。私は本書を読んで、過去に読んだ広告の本「コミュニケーションをデザインするための本」を思い出しました。文章術というと固く感じる方もいるかもしれませんが、コミュニケーションの本と思えば読みやすいかと思います。簡単に読める本ですし、要点もまとまっている全般的に読みやすい本だと感じました。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):
レビュープラス
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2013年05月08日

読書日記414:元気回復 足もみ力 by近澤 愛沙



タイトル:元気回復 足もみ力
作者:近澤 愛沙
出版元:ワニブックス
その他:

あらすじ----------------------------------------------
世界一痛い足もみには訳がある!
がんから不妊症まで全て自分の手で克服出来てしまう驚異の足もみ技術を初公開します。
改善出来ない身体の不調はないと言い切る著者・近澤愛沙は、25歳の時に甲状腺がんが見つかり自らの手で克服。
以来研究を重ね、足もみ・メノウマッサージ・ロミロミで身体と心を癒すサロンを開業。
巷の痛くない足もみとは真逆の世界一痛い足もみだが、あらゆる症状を改善。
口コミで噂が広がり予約の取れないサロンになっている。
本書では余すことなく技術を披露。救急箱代わりに一家に1冊置いておきたい内容になっている。


感想--------------------------------------------------
本書は足もみのサロンを開業されている方が書かれた本です。「足もみをしっかりやれば、どのような病気も改善し、健康な身体を保てる」ということで、具体的な足もみの効用や、そのやり方についてしっかりと書かれた本です。この本は非常に人気が高く、AMAZONの売上ランキングでも少し前には非常に高い順位に位置していました。

本書では足もみの効用と、そのやり方について書かれていますが、その内容が凄まじいです。高血圧や頭痛、腰痛、肩こりからはじまり、不妊治療、アレルギー、うつ、心疾患、白血病、果ては癌まで足もみをやることで改善する、と著者は言っています。(「あらゆる病気に効果がある」という表現はやや過剰かなとも思いましたが・・・)まずここが凄いですね。ただ、足に溜まった老廃物を足もみを通して血液に還元し、外部への排出を促進させることで健康を促進させる、という著者の説明には非常に納得がいきます。

本書には身体の部位ごとに効用のある足つぼの位置が正確に図として描かれていて、読んでいる方はこれだけでもありがたいです。ただしこの効用を得るためには生半可な揉み方では駄目なようです。


「大の大人がのたうち回るような痛み」
「彫刻刀で削るように揉む」
「アザに驚かず、アザの上からもどんどん揉む」
「指を切り落とすように」


こうした表現が本書の随所に書かれていて、読んでいる方はどきどきしてきてしまいます。本のとおりにもんでみましたが、実際に揉むと凄まじい痛みが足にはしり汗を流しながら揉んでいました。しかしこれでも恐らく強さとしては足りないのでしょうね。本書によると棒に全体重をかけて、おもいっきり削るようにもむ必要があるようですが、自分でやるとなると、我慢強い人でもなかなかそこまではできないのではないかと思います。

揉む順序や、揉んだ後にやることなど、様々なことが本書には書かれていて、その通りにやり続ければ三ヶ月程度で効果がでてくるようです。痛みとの戦いにはなりそうですが、やれる範囲で三ヶ月間トライしてみようかな、と思わせる本でした。(実際にやってみようと思います。)



総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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レビュープラス
タグ:足もみ
posted by taka at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする