2014年10月29日

読書日記513:できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか? この「ひと工夫」が一流の人生を作る。



タイトル:できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか? この「ひと工夫」が一流の人生を作る。
作者:臼井 由妃
出版元:翔泳社
その他:

あらすじ----------------------------------------------
約束の時刻までの間に、密度の濃い情報収集ができる。遅れた相手に「本を探してたからちょうどよかった」と伝えられる。本をきっかけに、初対面の相手とも、会話をスムーズに始められるー。本屋での待ち合わせには、少し考えただけでも、これだけのメリットがあります。そして、待ち合わせに限らず、仕事で、日常生活で、こんな工夫ができる人が、一流と呼ばれる人生を手に入れるのです。特別な才能や超人的な努力は必要ありません。本書で紹介する工夫を、ちょっと真似てみることから、はじめましょう。


感想--------------------------------------------------
レビュープラス様より献本いただきました。いつもありがとうございます。

本書は経営者として成功した著者が、事業を成功に導く「ちょっとした工夫」について述べた本です。その「ちょっとした工夫」の数は全部で三十七。どれも自分の経験に基づいて書かれていますので、説得力があります。

本書では「ヒットを生み出す発想法」、「結果を出し続ける人の仕事術」など全六章に分けて三十七の工夫について説明しています。その工夫とは、「空回りの努力も大事にする」といった抽象的なものから「自己紹介はフルネームでしめる」、「会った人には十二時間以内にメールする」といった具体的なものまで多岐にわたります。共通点はどれも「わりと簡単に出来る」ものであること。まさに「ひと工夫」で人生を変えようとしているわけですね。

本書に書かれている工夫はどれも上記のように「ちょっとした工夫」ですが、大切なのはその「ちょっとした工夫」を著者はどれも真剣に行動に移しているという点です。人間はその「ちょっとしたこと」であってもなかなか今の行動と異なる新しいことを実行するのは難しいのですが、それを真摯に実行に移しているその姿が立派だな、と感じました。

またこの「ちょっとした工夫」の多くには共通点があって、それは何かと言うと、「した方もされた方も、気分が良くなる」ということです。本書に書かれている「工夫」はビジネス上の工夫として書かれていますが、むしろ人生を豊かにする「工夫」といってもいいのではないかと感じました。


(1)生活をするために働いている「ライスワーク」
(2)その仕事が好きで嬉々として働いている「ライクワーク」
(3)これが自分の使命だと感じながら働く「ライフワーク」


上の三つは本書の中に書かれていた仕事のありようの表現です。面白い表現だな、と思うと同時に、やはりライスワークよりはライクワーク、ライフワークを目指したいなと感じました。「ちょっとした工夫」で仕事がライスワークからライフワークになり、人生が豊かになるのであれば、やって損は無いと思いますね。

本書の著者がすごいな、と感じた点は、上述したように「ちょっとした工夫」を行動に移している点と、もう一つこうした「ちょっとした工夫」に気付くことができている点もあるかと思います。常に「いまよりもよりよくできないか?」と考え続けていないとこうした工夫には気付くことさえできないのではないかと思います。おそらく著者は、常に仕事や人生をよりよくすることを考え、そのために必要なものについて考えていたのでしょうね。だからこそこのような工夫を手にし、実際に仕事も成功し、人生をよりよいものに変えることができたのだと思います。簡単に読める本ですし、仕事や人生をよりよいものに変えるきっかけとなり得る本かと思います。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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2014年10月04日

読書日記507:本気で変わりたい人の 行動イノベーション by大平信孝



タイトル:本気で変わりたい人の 行動イノベーション ーーー 本当の欲望に素直になれば、やる気が目覚めるー
作者:大平信孝
出版元:秀和システム
その他:

あらすじ----------------------------------------------
今日からできる、今度こそ変われる。たった1分でアドラー心理学を体感できる。どれかひとつでも思い当たる人は絶対にハマる!


感想--------------------------------------------------
レビュープラス様から献本いただきました。いつもありがとうございます。

本書の著者は、「一分間行動イノベーション」をベースとした行動革新サポートを展開している方です。行動を変えたいけど変えることができない、なかなか自分の思い通りに物事が進まない、と悩んでいる方にぴったりの本だと感じました。

本書の著者はフロイト、ユングに並ぶ心理学者であるアドラーの心理学をベースとしてメソッドを展開しています。中身は至ってシンプルで、「自分がどうなりたいか」という欲望を理解し、しっかり自分と向き合うことで自分の本当の目的を明確にしていく、ということです。

本書は以前に読んだ「セルフ・ラブ」と良く似ていると感じました。うまくいかない原因を探求するのではなく、うまくいかないことまで含めて自分を受け入れ、目的へと動き出す小さなきっかけをつくり、そこから前に進んでいく、というもので、自分を愛する、自分を大切にするということを非常に大切に考えています。頭、心、体、それぞれの声をしっかりと聞くこと。本当の自分は何を求めているのか、頭の声ばかり聞くのではなくしっかりと身体や心の声も聞くこと。日常に埋もれてしまうと、これはなかなか難しいのではないかと思います。

この「自分の本当の欲望に気付く」方法として、「五十秒セルフトーク」と「十秒アクション」を組み合わせた「一分間行動イノベーション」を提唱しています。五十秒のセルフトークで自分の本当の欲望を知り、十秒でできるアクションで簡単なことから始める。一分なら簡単に始められるかもしれない、って感じました。

本書を読んで感じたことですが、やはり「今の自分を肯定的にとらえる」、「今の自分を素直に見つめる」ということは非常に重要かと思います。見栄やプライドなどを捨てて、素直に自分を見つめる。なかなか難しいことですが、本当の自分の欲望、目的に気付けば、それを後押しすることはさほど難しくないようにも感じました。二百ページ程度と読みやすいですし、本当の自分に気付くきっかけとなる良書だと感じました。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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2014年09月06日

読書日記503:日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ



タイトル:日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ
作者:湯之上 隆
出版元:文藝春秋
その他:

あらすじ----------------------------------------------
「日本の技術力は高い」ー。世界では言われているが、なぜ半導体・電機業界が壊滅したのか?日立の技術者から学界に転じた著者が、零戦やサムスン、インテル等を例にとりながら日本の問題点を抉るとともに復活のための処方箋を提示する。


感想--------------------------------------------------
本書の著者は元日立で半導体の微細加工に従事されてきた方です。その後、エルピーダ、セリートと半導体分野で働き続け、現在、コンサルタント、ジャーナリストとして従事されている方です。つまりは、半導体業界について知り尽くしている方、と言ってもいいかと思います。

本書では一時は世界の半導体市場を席巻した日本の半導体企業がなぜ凋落したのか、またサムスン電子に代表される海外企業はなぜ成長し続けているのか、その理由について解明されています。さすがに半導体分野で何年も働き続けてきた著者の言葉だけあって、その説明は非常に精緻です。

日本企業が凋落した理由がいくつも事細かに説明されていますが、私なりに解釈した理由としては、「成功体験を捨てきれず、新しいことに取り組むことができなかった」ということに集約されるかと思います。世界トップシェアを誇った当時と同じ意識で半導体を作り続けた結果、高コスト体質から抜けられず、どんどんとシェアを落としていっているようです。

また、「マーケティング」を軽視してきたという言葉にも頷くことができます。サムスン電子は日本企業よりも二桁多い人数をマーケティングにかけ、最優秀の人間をマーケティングに集中させている、という事実には驚かされます。どれだけ売るということに熱心なんだ、と思います。

あと印象に残ったのは本書で著者が指摘している「イノベーション」という言葉の意味にですね。日本語では「技術革新」と訳してしまいますが、著者は「爆発的に普及した新製品」としています。「いかに技術革新しても売れなきゃ何の意味もない」ということでまさにそのとおりです。本ブログでも紹介した「イノベーションのジレンマ」に陥っているという指摘もまさにそのとおりかと思います。

本書を読んでいて思うのですが、日本の半導体企業が陥っている状態というのは前述の「イノベーションのジレンマ」や名著「ビジョナリーカンパニー」や「ビジョナリーカンパニー2」で取り上げられている悪い例の見本のような状況です。名だたる大企業の経営者であればこれだけの名著ですし読んでいないわけはないと思うのですが、なぜそれでもこのような状況にはまってしまうのか?と不思議でなりません。「今のままでいたい」「変わりたくない」という魅力はそれほどまでに強烈なのだろうか?と考えてしまいます。それともこれは和を重んじて思い切った手を打てない日本企業の性なのだろうか、なんて感じたりもします。総じて日本企業は職人気質を重んじるあまり、商売が本当に下手なんだなあ、と感じました。

外資系企業に買収でもされない限り、日本の半導体企業が日の目を見ることは二度となさそうですが、心配なのはこのような状況に日本の自動車メーカーが陥ることはないのだろうか?という点ですね。メインフレーム→PC→スマホと使用される機械が変わりパラダイムシフトが起きるたびに半導体業界の主役は入れ替わってきました。自動車業界でも電気自動車や燃料電池車への移行が始まろうとしています。これを機に企業の入れ替わりが起きてもなんら不思議はありません。

「基本的理念だけは変えず、他の全ては変える」ことが真のビジョナリーな企業に求められることのようですが、はたして日本の各企業はそのような企業でいられるのか?これからの各市場にも注目です。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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2014年08月16日

読書日記500:スルーされない技術 by石田 章洋



タイトル:スルーされない技術
作者:石田 章洋
出版元:かんき出版
その他:

あらすじ----------------------------------------------
著者が人気放送作家として、30年近く続けられてきたのは、相手の心を一瞬でつかむ、つかんだら離さない、次回も観たい(会いたい)と思わせる、この3原則を体得したからです。本書では、この3原則をビジネスや日常生活で応用できるようにアレンジした「スルーされない技術」を公開しています。



感想--------------------------------------------------
本書はレビュープラス様から献本いただきました。いつもありがとうございます。

先日ご紹介した「企画はひと言」と同じ著者、放送作家である石田章洋さんの著書です。「世界ふしぎ発見!」や「TVチャンピオン」「とくダネ」といった人気番組の企画・構成を担当されている著者が、「発言をスルーされない技術」について書かれた本です。

まず感じたのは「スルーされない技術」という本書のタイトルの上手さです。FacebookやLINE、Twitterなどで発言者にとって最も恐ろしいのは、「自分の発信に対して何のリアクションもない」=「スルーされること」です。本書のタイトルはまさにその現代人の心理を巧みに付いたタイトルだと感じました。

本書の構成は至ってシンプルです。「「スルーされる人」と「されない人」の違いとは?」から始まり、各章で「スルーされない伝え方」や「まとめ方のコツ」などを五つ〜七つ程度の項目にまとめて各項目を数ページで説明しています。至ってシンプルな分、読みやすく、「企画はひと言」もそうでしたが本書もあっという間に読めてしまいます。

個人的には、最後の二章、「また会いたいと思わせる話の締めくくり方」、「明日から使える”伝え方”」はそのままビジネスの場でも使えると感じました。伝え方、話し方、これはいわゆる”コミュニケーション”ですが、どのようなビジネスの場でも最も重要なのはこの”コミュニケーション”ではないかと思います。そのコミュニケーションの方法について非常に分かり易くまとめられていて、少し事前に練習してそのまま使えば、ビジネスの場での印象が全く変わるのではないかと感じました。

しかし、私が本書を読んでいて最も印象に残ったのは、実は本書の実質的な中身ではなく、最後の「あとがきに代えて」の部分と、途中のコラム「話すとは”放す”ことである」です。


「何を伝えるか」だけではなく、「どう伝えるか、もののいいよう、組み立て、流れが大事なんだ」ということを思い知った。

本当の自分を”放す”こと。これがコミュニケーションの原点なんだ。


この二つの文章は胸に刺さります。
伝えたいことはよくわかる。でもその言い方で損をしている人はきっと誰の周りにもいると思います。またもしかしたら気付かないだけで自分自身もその一人かもしれない、なんて考えたりもします。伝え方を鍛えるには、自分が話している言葉を思い出して文章として書き、読むことがいいのではないかと感じました。自分の言葉を文章として読むと、自分の言い方・伝え方を客観的に見ることができて、自分の伝え方が他者にどのように伝わっているか、確認できるんじゃないかとも思います。

本当の自分を”放す”こと。
これはコミュニケーションの原点でありながら、最も難しいことではないかと思います。気取らずに、飾らずに、かといって失礼にならずに自分の本心を”放す”こと。そもそもが自分の本心を伝えるということは非常に勇気のいることでもあり、できている人も多くはないのではないかと思います。難しいことですが、しかし一方で本当の自分を”放す”ことができていないと、言葉に真実味や説得力が加わりません。

放たれた言葉はもう元には戻らない。

この言葉も刺さりますね。本心ではなくても口から出た言葉、放たれたメールや投稿はそのまま相手に伝わります。「自分を放つこと」。究極的にはこれが本当にうまくできるようになることがコミュニケーションを鍛える目的ではないかと感じました。

「企画はひと言」もそうですが、本作も読みやすく、何より短いながらも考えさせられることの多い本でした。落語家→放送作家という経歴の著者ですので、まだまだ引き出しは多そうです。また新しい本がでたら読んでみたい、と感じました。


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*気がついたら読書日記も500回を数えました。記事を読んで下さったあなた、ありがとうございます。2007年8月からスタートしましたので、ちょうど7年で500冊=約年70冊平均ですね。本ブログを続けていたからこそ、いろいろな本に出会え、本を通じて気付かされたこと、成長したことがあったと感じています。これからも読んだ本を出来る限り真摯に紹介していければと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
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総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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2014年06月20日

読書日記490:全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書



タイトル:全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書
作者:森田 直行
出版元:日経BP社
その他:

あらすじ----------------------------------------------
2010年1月、会社更生法の適用を申請し、事実上経営破たんをした日本航空(JAL)の会長兼CEOに、日本政府と企業再生支援機構の強い要請を受けて稲盛和夫京セラ名誉会長が就任。著者も管財人代理・副社長としてこの難題に取り組んだ。JAL再建の切り札となったのが、京セラの経営管理手法「アメーバ経営」だった。その後、JALの業績は、当事者が驚くほど劇的に回復、2013年9月には会社更生法申請からわずか2年8カ月という短期間で、JALは東京証券取引所に再上場を果たした。
本書は、アメーバ経営の仕組みと具体的な実践方法を経営者向けに本格的に解説した初めての本。著者の森田氏は京セラに入社以来、アメーバ経営の仕組み作りに取り組んできた。本書ではJALを含め、製造業、病院、介護事業者、通信会社などへの導入事例を題材に、アメーバ経営を詳細かつ、やさしく解説する。
巻末に「早わかりアメーバ経営」「アメーバ用語集」の付録つき。


感想--------------------------------------------------
レビュープラス様から献本いただきました。三冊連続ですね。いつもありがとうございます。

本書のタイトルにもなっているアメーバ経営という言葉は初めて聞きました。本書を読んでいくと分かるのですが、このアメーバ経営という言葉は経営の神様、京セラの創業者にしてJALを再生させた稲盛和夫京セラ名誉会長が使われていた手法とのことです。これも本書を読んでいくと分かりますが、本書の著者である方は稲盛名誉会長の右腕のような存在の人で、JAL再建に大きな役割を果たし、マネジメントコンサルティング会社の会長としてアメーバ経営の展開に尽力されている方です。


本書の最後にも書かれていますが、アメーバ経営の真髄は以下の三つのポイントに絞られます。

・部門別採算制度の確立
・経営意識を持つ人材の育成
・全員参加経営の実現

この三つでも最も鍵となるのは最初の「部門別採算精度の確立」ではないでしょうか。会社という組織を採算制度を持つ小さな「アメーバ」と呼ばれる組織に分割し、そのアメーバの単位で採算を見える化し、利益が上がるようにしていく。小さな「アメーバ」が集合して大きな「アメーバ」である会社を組み上げていく、そんなイメージです。

本書にはそのアメーバ経営に必要な事柄が細かく書かれており、さらに実際にアメーバ経営を導入した製造業や病院の例も書かれています。最も大きなポイントは、「アメーバ」という小単位で採算を考え、毎月の収支を見える化することで、現場の人間から管理職の人間まで、全員が「コストと利益」という感覚を持つようになる、ということです。毎月いくら儲かり、いくら損失を出したのか、それが明確に見えるようになることで、社員一人一人がコスト意識を持ち出し、新たな施策を次々と提案するようになる、と本書には書かれています。

またそれと同時に、社員に対しての「フィロソフィ教育」も必要だ、と書かれています。これは道徳教育とでも言えばいいのでしょうか。一個人として、企業人として、会社としてこうあるべき、という姿とそこに到達するための行動規範だそうです。そしてこれがないとアメーバ経営はうまくいかないそうです。この考えは個人的には納得できました。数字を見える化するのはもちろんいいことですが、それだけだと数字に追われるあまり、大事のことを見失い、ともすると自部門の利益だけを追いかねません。その点を正すためにフィロソフィ教育が必要とされるのだろうな、と思います。多くの経営書に共通して企業としての「理念」の大切さが書かれていますが、この「理念」に相当するものが「フィロソフィ」なのかな、と感じました。


本書に書かれている内容は非常に明確でわかりやすく、実例があるため理解がよく進みます。しかし理解が進むがために、本書を読んでいるうちにアメーバ経営についての様々な疑問も浮かんできます。

例えば、
・「アメーバ」の毎月の採算を最重要視しているが、研究開発のように長期で投資&リターンを考えなければならない場合はどう考えるのか?
・各アメーバの採算を見える化する仕組みはどのように構築しているのか?
・毎月の各アメーバの採算を出すためには、間接部門の負担がかなり大きくなるのではないか?
といった点です。「アメーバ」をどのような単位で作るかが最も重要、という言葉は非常に良く分かるのですが、一方で各アメーバごとの採算を見えるかする仕組み、システムの構築手法についてはもっと知りたいとも思いました。

本書には経営再建したJALの例も書かれており、経営再建前と後で何が変わったのか、良く分かります。まさに心の中から変わった、といえるのではないでしょうか。本書を読んでいると、アメーバ経営の概略が非常に良く分かり、それと同時にもっとアメーバ経営について知りたい、と思うようにもなります。コンサルティング会社の回し者ではないですが、経営の一手法として、経営者の方々は参考にすべき手法だと思いました。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):


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posted by taka at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする