2014年07月23日

映画日記62:ワールド・ウォーZ



タイトル:ワールド・ウォーZ
ブラッド・ピット (出演), ミレイユ・イーノス (出演), マーク・フォスター (監督)
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
マーク・フォスター監督がマックス・ブルックスのベストセラー小説を映画化したパニックアクション。人類を凶暴化させる謎のウイルスが世界中で蔓延し始めた。事態を収束させるべく、元国連捜査官・ジェリーに任務が下る。


感想--------------------------------------------------
本作はブラッド・ピット主演ということで話題になっていましたが、あらすじなどの情報を全く知らず、WOWOWで放映されていましたので見てみました。

感染した人間がゾンビと化すという未知のウィルスにより危機に陥った世界。国連職員のジェリーは妻と二人の娘と供にゾンビから逃げ続ける。

本作、一言で言ってしまうとブラピが主役のバイオハザードです。バイオハザードに出てきたアンブレラ社のような悪の組織こそ現れませんが、世界観はよく似ています。ただ、ゾンビ映画でありながらも本作の方がより現実に近い設定ですね。アンブレラも現れず、ゾンビを超える謎の生命体も現れず、アリス計画もなく、と、ミステリや謎的な部分よりも世界の危機を迎えつつも家族を愛し、自分の責任を全うする男の姿を描いた、いかにもアメリカ的な作品です。

世界中で、圧倒的な量で、全速力で走って襲い来るゾンビたちは、バイオハザードでのどちらかというとゆっくりとしたゾンビよりも個人的には好きです。ゾンビを主軸にしている点こそ同じですが、描いている主題がバイオハザードと完全に異なるため、「かぶっている」というイメージもあまり強くは感じませんでした。

ただ、なんとなくやはり、「アメリカ的」というところが強すぎるかなあ、って個人的には思います。「家族を愛し、世界への責任を果たす、強く優しい男」。「決して希望は捨ててはいけない」。確かにそうあるべきですが、こうした映画をこれまでも多く見すぎているせいか、若干、食傷気味にも感じます。

全体的にはおもしろいパニック映画だと思います。バイオハザードが好きな人は見て損はないかと思います。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):


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2014年07月16日

映画日記61:パシフィック・リム



タイトル:パシフィック・リム
チャーリー・ハナム (出演), イドリス・エルバ (出演), ギレルモ・デル・トロ (監督)
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
『ブレイド2』のギレルモ・デル・トロ監督によるSFアクション大作。深海から突如現れた巨大エイリアン“KAIJU”が大都市を襲撃。絶滅の危機に瀕した人類は人型巨大兵器“イェーガー”を開発する。



感想--------------------------------------------------
菊池凛子と芦田愛菜ちゃんが出ていることでも有名な映画です。上映当時、Blue-rayのレビューでは絶賛されていたと記憶しているので見てみました。

太平洋の海底の裂け目(パシフィック・リム)から現れた<カイジュウ(怪獣)>により壊滅の危機に陥った人類。人類達は最後の希望として怪獣に対抗すべく、二人操縦用の巨大ロボット<イェーガー>を開発し、戦いを始めた−。

怪獣との戦いにより兄を失った主人公と、若き女性学者、そして司令官。その三人がメインの主人公となる物語です。若き女性学者を菊池凛子さんが、そして子供の頃の彼女を芦田愛菜ちゃんが演じています。あとは、有名な俳優さんたちはでてきていないですね。

日本の特撮映画が好きな方なら、何も考えずに見ることの出来る作品かと思います。圧倒的な力で襲い来る怪獣。そしてその怪獣を拳で殴りつけるイェーガー。言葉は要りません。このバトルこそが本作の大きな見所です。

カイジュウという言葉はもちろん日本発の言葉ですが、本作の中で描かれている怪獣のスケール、リアルさは素晴らしいの一言に尽きます。ハリウッドが本気でカイジュウを描くとどうなるのか、それを体現した作品です。

何度も書きますが、余計な言葉は要りません。ガチンコの殴り合いから、プラズマ砲を駆使した戦い、さらには剣も登場し、空中戦、水中戦となんでもありです。ひたすらのエンターテイメント映画ですが、逆にそれが清々しく潔く、何も考えずに見ることの出来る映画です。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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2014年07月09日

映画日記60:オブリビオン



タイトル:オブリビオン
トム・クルーズ (出演), モーガン・フリーマン (出演), ジョセフ・コシンスキー (監督) | 形式: Blu-ray
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
トム・クルーズ主演、『トロン:レガシー』のジョセフ・コシンスキー監督の第2作となるSFアクション大作。エイリアンの攻撃を受け、全壊した地球。ひとり残ったジャックは地球を監視していたが…。


感想--------------------------------------------------
本作は近未来を描いたSF作品です。ちょうどWOWOWで放映されていましたので見てみました。主演はトム・クルーズ。こうした作品にはぴったりの俳優です。

エイリアンの侵攻により月が半壊し、壊滅状態に陥った地球。衛星タイタンに移住し無人の星となった地球の上で監視任務に携わっていたジャックはある日、不時着した宇宙船に遭遇する−。

全くの予備知識なしに見たのですが、予想を超えて面白かったです。ストーリー自体もいいと感じましたが、何よりもいいと感じたのは世界観の演出、見せ方とデザインです。

ジャックたちの住むタワー、監視用のドローンと呼ばれるロボット、ジャックの使う小型飛行機とバイク、さらにテットと呼ばれる指令基地。ジャックのウェアや銃のデザインも含め、非常に洗練されていてセンスがいいと感じました。荒廃した大地、澄み切った青空、海水プラント、そして空に浮かぶ半壊した月。そうしたものの描き方も凄く良くて、荒廃しているはずなのにそれを感じさせず、未来感を十分に出しています。このあたりは監督の未来の描き方のうまさなんだろうな、と感じました。

こうした荒廃し、どこか無機的な地球と対照的なのが森の中の隠れ家ですね。自然と調和した住処は未来でありながらどこか懐かしさを感じさせます。自然と、荒廃した大地のコントラストが個人的には良かったです。

この映画は全体的に静かな印象の映画ですね。ストーリーも描き方もよく、ちょっと得した気分になった映画でした。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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2014年06月28日

映画日記59:華麗なるギャツビー



タイトル:華麗なるギャツビー

出演: レオナルド・ディカプリオ, トビー・マグワイア, キャリー・マリガン, ジョエル・エドガートン, アイラ・フィッシャー
監督: バズ・ラーマン
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
バズ・ラーマン監督がレオナルド・ディカプリオ主演で描くラブストーリー。ミステリアスな大富豪、ジェイ・ギャツビー。禁じられた恋が彼の華麗な仮面を少しずつ剥がしていく。


感想--------------------------------------------------
スコット・フィッツジェラルドの名作、「グレート・ギャツビー」の映画版です。原作を読んだのはもう二十年近く前になります。最後のギャツビーの運命が非常に印象的だったのでそこだけは覚えていますが、さすがに他の箇所はうろ覚えです。従いまして本評価は映画版のみの感想、と思っていただければと思います。

ニックの隣、城のような邸宅では毎晩のように盛大なパーティーが繰り広げられていた。その邸宅の主、ギャツビーは謎の人物で様々な噂が囁かれていた。そしてある日、ニックの下に招待状が届く−。

本作はギャツビーを主役とした恋愛悲劇、と言えばいいかもしれません。一人の女性への愛を貫き通すギャツビーとその友人のニック、愛を捧げられる女性デイジー、その夫トム、といったところがメインの登場人物です。

主人公のギャツビーをレオナルド・ディカプリオが、友人のニックをトビー・マクガイアが演じています。やはりうまいのはディカプリオですね。この人は人気があるだけでなく本当に演技がうまいと感じます。さすがに一流の俳優ですね。彼の主演の作品は「タイタニック」、「仮面の男」、「アビエイター」、「ギャング・オブ・ニューヨーク」などを見ていますが、野心家の役は特にうまいと感じます。本作のギャツビーも野心を持った大富豪ですので、当たり役ではないかと思います。わたしが凄いと感じたのはジョニー・デップと共演した若き頃の作品「ギルバート・グレイプ」です。詳細は見ていただければと思うのですが、この作品での演技を見て、「ディカプリオ、すげー」って思ったのを覚えています。ニック役のトビー・マクガイアも悪くはなく好演していると思いますが、どうしてもまだ私の中では彼はスパイダーマンですね。あのピーター・パーカー役の印象が強すぎて、性格などもどうしてもピーターとして見てしまいます。

ストーリーは完全なる悲劇、だと思います。原作がなかったらきっとこのような完全な悲劇の脚本の映画化はされなかったのではないでしょうか。ある意味、貴重な作品ですが、ギャツビーの純粋な生き方とニックが彼に送った賛辞の言葉の印象ばかりが強く、最後まで見ると他の登場人物が好きになれず、終わり方も暗いです。なので原作を少しでも読んだことがあったり、興味を引かれた方向けなのかな、と感じました。

千九百年代初頭の成長していくニューヨークの描き方は非常に現代の映画らしくてうまく、面白かったです。壁に描かれた「眼」が全てを見通す「神の眼」的な位置づけで出てくるのですが、これはいい演出だな、と感じました。

ディカプリオ主演の作品は最後、主人公のディカプリオが破滅に向かって突き進んでいく印象が多いのですが(「アビエイター」もそうだった気がします。)本作もまさにそんな感じで、でもその生き方の演じ方がうまくて見てしまう作品です。やっぱりディカプリオはうまいなー、存在感あるなーって思った作品でした。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):B


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2014年05月07日

映画日記58:ゼロ・ダーク・サーティ



タイトル:ゼロ・ダーク・サーティ
ジェシカ・チャステイン (出演), ジェイソン・クラーク (出演), キャスリン・ビグロー (監督)
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督が9.11テロの首謀者・ビンラディン暗殺の真実を描いたサスペンス。若きCIA分析官・マヤはビンラディン捜索チームに抜擢される。同僚を自爆テロで失った彼女は執念でターゲットに迫るが…。


感想--------------------------------------------------
 アルカイダの首領であり911テロの首謀者であるとされるオサマ・ビン・ラディン。本書は彼を追い求め暗殺にまでこぎつけた、あるCIAの女性分析官の姿を描いた作品です。本作は昨年のアカデミー賞で音響編集賞を受賞しています。

そして戦争は終わらない」を読み、本作を観てみようと思ったのですが、CIAの女性分析官の姿を描いているだけあって、本作の描き方はだいぶアメリカ寄りです。捕らえた捕虜を拷問するシーンや、部隊による暗殺シーンも克明に描かれているため、見ていて非常にきつい作品ではありますが、それでも正直、本作はノンフィクションを題材にエンターテイメントとして仕上げた作品だなあと感じました。戦争の悲惨さ、といったものを伝えるわけではなく、本作はこの女性分析官 マヤの生き方を描いているからそう感じるのでしょうね。

捜査線上に浮かび上がる一人のアルカイダの連絡員。彼の正体に辿り着くことができず苛立つ中で次々と実行される新たなテロ−。自爆テロで仲間を失いながらも彼女は捜査の手を休めることはありません。この女性捜査員の演技、その生き様は非常に良く描かれていると感じます。ただ、どうしても題材が題材だけに眼は戦争の描き方にいってしまうのですが、そこはやはり上述の「そして戦争は終わらない」を読んでしまった後では、甘く感じてしまいます。

またアメリカ側から見た姿を描いた映画とは言っても、オサマ・ビン・ラディンに辿り着く経緯が非常に簡単(一人の連絡員の追跡)に描かれている気がします。パキスタンの町の匂いなどは一般的なハリウッド映画と比べると非常に良く描写されていると感じますが、それでもやはりどこか作った感を感じてしまいますね。決して悪くはない作品ですし、正直なところサスペンスとしては非常にいい出来だと思います。ただ題材が重過ぎるだけに、その一面をアメリカ側の都合の良いように切り取った映画、と感じてしまうのですね。繰り返しになりますが、女性分析官の生き様を描いた作品、と割り切って見れればいいのですが、なかなかそれが許されない題材の作品なので辛いのかな、と感じました。

本作の監督であるキャスリン・ビグローは「ハート・ロッカー」でアカデミー賞を幾つも手にしています。こちらはまだ見ていませんので、今度はこちらを見てみようかな、と思いました。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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