2015年01月10日

映画日記67:47RONIN



タイトル:47RONIN
キアヌ・リーブス (出演), 真田広之 (出演), カール・リンシュ (監督)
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
「忠臣蔵」をモチーフに最新CG技術を駆使して描くアクション。吉良上野介に奪われた主君・浅野内匠頭の名誉を回復するべく、大石内蔵助、混血の異人・カイほか47人の赤穂浪士が命を捨てて立ち上がる。

感想--------------------------------------------------
大石蔵之助で有名な赤穂浪士の吉良邸への討ち入りを描いた「忠臣蔵」、本作はその「忠臣蔵」を基に作成された作品です。妖術や化物などが出てきて、完全に別の作品と言った方がいいですね。エンターテイメントとして見る作品かと思います。

領地を狙う吉良の手により主君 浅野匠守を切腹に追い込まれた赤穂藩。浪人となったかつての浅野配下の侍達は、「天狗の子」と呼ばれるカイとともに主君の娘 ミカを助けるために吉良を討つことを決意する−。

主人公 カイはキアヌ・リーブスなのですが、多くの日本人俳優が出演しているのが本作のポイントです。四十七士の筆頭、大石を真田広之さん、その息子 主税を赤西仁さん、姫であるミカを柴崎コウさん、そして吉良を浅野忠信さん、その配下の魔性の女を菊池凛子さんが演じています。やはり目立つのは真田広之さん、浅野忠信さん、菊池凛子さんですね。特に悪役を演じている二人ははまりすぎるほどはまっていて、演技も非常にうまく感じました。

天狗が出てきたり龍が出てきたりとファンタジー要素も見せつつ、大筋は討ち入りの話とほぼ同じです。ただ、最後が、、、確かに忠臣蔵の話と同じ終わり方なのですが、見ていてここは違う終わらせ方でもよかったのではないだろうか、とも感じました。

あと日本人が見るとどうしても舞台が日本に見えないですね。。。これは中国?と感じてしまいました。きっとロケもどこか海外で行なっているのでしょう。エンターテイメントと割り切ってみれば、面白い作品だと感じました。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):B
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2014年12月24日

映画日記66:グラビティ・ゼロ



タイトル:グラビティ・ゼロ
サンドラ・ブロック (出演), ジョージ・クルーニー (出演), アルフォンソ・キュアロン (監督)
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
突発的事故により無重力空間に投げ出された宇宙飛行士の極限状況を描いたスペースサスペンス。ライアン博士と宇宙飛行士・マットはシャトルでミッションを遂行していたが…。

感想--------------------------------------------------
昨年度のアカデミー賞で多くの部門を獲得した作品です。話題になっていましたので見てみました。一時間半程度と、短い作品です。SFサスペンス?といったところでしょうか。

登場人物はサンドラ・ブロックが演じる女性宇宙飛行士のライアンと、ジョージ・クルーニー演じる男性宇宙飛行士のマット、ほぼこの二人だけです。主人公はサンドラ・ブロックなのですが、宇宙を背景とした彼女の演技とカメラワーク、CG、そしてグラビティ・ゼロつまりは重力0の宇宙空間がこの映画のすべて、と言っていいです。

宇宙空間で船外活動をしていた二人が、スペース・デブリに襲われるところから物語が始まるのですが、圧倒的なのはその宇宙空間の深遠さと、重力0の状況下の描き方です。これまでの宇宙もの映画やアニメでは語られることのなかった重力0という状況の恐ろしさが、しっかりと描かれています。宇宙空間に放り出されるということがどういうことなのかが、宇宙の深遠さと相まって見ているものに迫るため、見ていて怖くなりますね。

宇宙空間では、当然のことながら空気もないですし、重力もありません。なのでもちろん宇宙服なしでは生きていけないですし、一度、動きがつくと慣性の法則に従ってどこまでも動き続けてしまいます。分かってはいるのですが、知っているのとこれを実際に宇宙空間で体験するのとは大きな違いがあるのだろうな、と感じました。

物語自体は、ちょっと出来すぎている気がして、突っ込みたくなる箇所もありましたが、ラストシーンでは重力というものの存在、ありがたさを見ているものに突きつけてくれます。ひたすらに宇宙空間のシーンのため、宇宙に興味ないといまいちかもしれませんが、サスペンス調の展開といい、主人公のサンドラ・ブロックの演技といい、間違いなく良作であると思います。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
レビュープラス
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2014年09月13日

映画日記65:マン・オブ・スティール



タイトル:マン・オブ・スティール
出演: ヘンリー・カビル, エイミー・アダムス, マイケル・シャノン, ケビン・コスナー, ダイアン・レイン, ラッセル・クロウ
監督: ザック・スナイダー、制作:クリストファー・ノーラン
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
最強のヒーロー・スーパーマンと最凶の侵略者・ゾッド将軍の戦いを描くアクション。幼い頃、惑星クリプトンから地球に送られたクラークは超人的な力で人命を救助していたが…。

感想--------------------------------------------------
「マン・オブ・スティール」というそのタイトルはご存じない方でも、クリストファー・リーブ主演の「スーパーマン」をご存知の方は多いかと思います。この「マン・オブ・スティール」はスーパーマンシリーズの続編、いや、スーパーマンが誕生するまでの話、と言えば分かるのではないかと思います。

惑星クリプトンの滅亡と供に地球へと送られた赤ん坊。その子はやがて、人の力を大きく上回る力を持つようになる−。

『スーパーマンシリーズの続編』という前情報しかない中で本作を見たのですが、まず驚いたのはそのキャストの豪華さです。スーパーマンの実父を「グラディエーター」などで有名なラッセル・クロウが、地球での父を名優、ケビン・コスナーが演じています。そして母親を演じるのはダイアン・レイン、さらにデイリープラネット社の編集長を「マトリックス」で有名なローレンス・フィッシュバーンが演じるという豪華さ。誰が主役になってもおかしくない中、それぞれの役に徹し、誰もが見事な演技を見せます。

そして制作は「バットマン」の三部作を単なるアメコミ映画から人間の物語へと昇華させたクリストファー・ノーラン。スーパーマンのような一見は派手なアメコミものを、その派手さは保ったまま重厚な物語に仕立てる方法は熟知されている監督です。そして監督は「300」などで有名なザック・スナイダー。最後の戦闘シーンや演出面などは彼の影響が伺えます。

このキャストだけを見ても相当な作品なのですが、圧巻なのはやはりそのグラフィックですね。特に最後の三十分あまりのアクションは素晴らしいです。マンハッタンに現れた宇宙船、崩壊するマンハッタン、スーパーマンのバトル。まさに人を超えた力を持ったもの同士のぶつかり合いの迫力が半端ないです。

物語自体はまだスーパーマンが若かりし頃の話ですね。デイリープラネット社に入社する前、クラーク・ケントを名乗るようになるまでの物語です。画面全体が全体的にやや暗く、冗談を飛ばすクラーク・ケントとは全く違う、どこか深刻で自分の運命について考えるスーパーマン。クリストファー・ノーランの制作だな、と感じさせます。

公開されてもさして話題にさえならなかった本作ですが、これはいい映画を見つけた、と思いました。アメコミもの、アクションものが好きな方は必見です。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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2014年08月27日

映画日記64:白夜行



タイトル:白夜行
堀北真希 (出演), 高良健吾 (出演), 深川栄洋 (脚本)
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
東野圭吾の傑作小説を、堀北真希と高良健吾共演で映画化したサスペンスミステリー。ある殺人事件をめぐる被害者の息子と容疑者の娘の運命を描く。とある廃ビルの一室で質屋の店主が殺害される。事件は被疑者死亡のまま一応の解決を見せるが…。


感想--------------------------------------------------
東野圭吾さんの原作である「白夜行」の映画版です。個人的には、本作は人気作家である東野圭吾さんの著書の中でも一位、二位に位置する傑作だと思います。原作はかなり分厚いですが、その分厚さは全く気にならず、一気に読んだ記憶があります。また本作は数年前に綾瀬遥さん主演でドラマ化もされています。

邪魔な人間を始末しながら台頭していく雪穂と、陰となり彼女を助ける亮司。二人には分かち難い絆と誰にも知られてはならない過去があった−。

邪魔になる他人を蹴落としていく悪女であり美女でもある雪穂を堀北真紀さんが、陰となり彼女を助け犯罪に手を染める亮司を高良健吾さんが、十年以上の歳月をかけて二人を追う刑事を船越栄一郎さんが演じています。暗く、重苦しい雰囲気を終始感じる映画ですが、うっすらと光の差す白夜の下を黙々と歩き続ける雪穂と亮司を若い二人が好演していると感じます。

しかし、本作でやはり最も存在感があるのは刑事 笹垣役の船越栄一郎さんです。雪穂と亮司の二人が寡黙で感情を表に表さない分、その二人を引き立てるようによく動き、喋り、感情的に動きます。雪穂と亮司が静だとすると、笹垣は動ですね。さすがに熟練の演技ぶりです。静かな映画の中に確かな存在感を感じさせます。

亮司役の高良健吾さんもうまいです。この方の見せ場は、物語の最後の箇所だと思うのですが、そこで流す涙が非常に印象的です。静かな性格ながらその内に秘めた雪穂への熱い想いが感じられ、登場シーンは少ないながらも印象に残る演技です。

堀北真紀さんですが、この人はキャラクター的に感情を爆発させる、感情的になる、という演技が似合わない方だと感じます。雪穂も同じく感情的にならず、冷徹に自分の邪魔になる人間を始末していく人間ですが、堀北真紀さんにはそこまでの内なる強いエネルギーを感じることがないため、少し役と俳優に乖離を感じました。静謐な感じはすごくあっているのですが、その内面部分ですね。邪魔になる人間を亮司を使って何人も殺し、陵辱していく雪穂の悪魔的な強さ。表面的には静かな微笑を湛えながら、内面にはそうした強さを秘めた雪穂を演じることの出来る女優さんは決して多くはないと思うのですが、やはり堀北真紀さんでも難しいのだろうな、と感じました。

あとはやはり二時間半という限られた時間でこの物語の全てを描くのは難しいだろうな、とも感じました。連続ドラマ化しないと物語の断片しか描けず、その全てを見ている人間に伝えるのはかなり難しいだろうと思います。私は原作を読んでいたので物語の流れが理解できましたが、原作を読んでいないと特に今枝の死などは意味もわからないのではないかと思います。

雪穂と亮司、二人の少年少女時代を演じた少年少女がいますが、この二人の演技はうまいです。存在感もあり、苦悩する二人を良く演じていると感じました。あとは演出ですね。特に二人の少年少女時代の昭和の雰囲気はよく出ていると感じました。また、ここが秀逸だと感じたのですが、雪穂と亮司、堀北真紀と高良健吾の二人は完全に別々に描かれています。別々に描きながらも重なりあう運命。その描き方は秀逸です。

「白夜行」の続編として「幻夜」がありますが、こちらも映画化されるのでしょうかね。「幻夜」の続編の構想もある、と東野圭吾さんが何かで語られているのを読んだ覚えもあります。こちらも楽しみです。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):B


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2014年07月30日

映画日記63:劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!/烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS

タイトル:劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!/烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS
作者:
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------



感想--------------------------------------------------
男のお子さんを持つ家の方々は一度はこうした戦隊ものや仮面ライダーの映画を見に行ったことがあるのではないかと思います。我が家でも五歳の息子が見たいということで見に行ってみました。ちなみにお目当ては戦隊ものの方で仮面ライダーには興味なしです。

公開してすぐの頃に見に行きましたが、かなり映画館は混雑していました。満員まではいきませんが、やはり夏休みと言うこともあり、子供向け映画はそれなりに人が入っているようです。二本立てで約一時間半の上映時間ですが、戦隊もの(トッキュウジャー)が四十分弱、仮面ライダー(ガイム)が一時間弱と仮面ライダーの方がボリュームがあります。

内容は非常に対照的で、子供にも分かり易いトッキュウジャーと、大人でも分からない仮面ライダーという印象です。トッキュウジャーでは分かり易い悪の存在が出てくるのに対し、仮面ライダーはライダー同士が戦ったり、悪の存在がいたり、とテレビ版を見ていないとほとんどストーリーがわかりません(見ていても分からないかもしれないです。)。ちなみにうちの子はトッキュウジャーは楽しく見ていましたが、仮面ライダーは寝ていました。そうしたお子さんは多いみたいです。

仮面ライダーガイム(TV版)は脚本を『Fate/Zero』魔法少女まどか☆マギカで有名な虚淵玄さんが書かれていますね。この方の作品はどれも凄い人気となる一方で、主人公の一人と目されていた登場人物がいきなり死んじゃったり、ストーリーも抽象的な言葉が飛び交う複雑な話だったりと、かなり大人向けの脚本を書きます。ですので、この仮面ライダーは子供向け、というよりも小学校高学年以上の比較的上の世代に支持されるのではないかと思いました。インベス、オーバーロード、黄金の果実、などなど、専門用語が多すぎで、こうした世界に浸れる人にはいいのではないかと思います。

両方を見た印象としては、内容的にはやはり仮面ライダーに力を入れているのかな、と感じました。ゴン中山を初めとするサッカー選手が何人も登場したり、半沢直樹で有名になった片岡愛之助さんが出てきたりと、出演メンバーも豪華です。ただしタイトルだけ見るとサッカーの話のように見えますが、サッカーは最初と最後だけであとはひたすらバトル、という内容でした。

トッキュウジャーのサポート列車、仮面ライダーのロックシードと、最近ではこのように変身グッズが何種類も発売される方式が多いですね。親御さんはこれらドンドン増えていく変身グッズを家っていくことになるわけで、うまい商売の仕方だな、と感じます。ただ、トッキュウジャーも仮面ライダーガイムも最近では「妖怪ウォッチ」の人気に完全に押されてますね。あのメダルを巡る白熱ぶりは半端ないと感じます。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):


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