タイトル:グラスホッパー
作者:伊坂幸太郎
出版元:角川書店
その他:
あらすじ----------------------------------------------
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!
感想--------------------------------------------------
伊坂幸太郎さんのハードボイルドです。期待に違わず、素晴らしい作品でした。章毎に三人の主登場人物の視点が切り替わるのが特徴で、最初は関連のなかった人物が物語の後半で絡み合って、「あ、こうなるのか!」と驚かされるます。作者のプロット作成のうまさが秀逸ですね。
この作品は「殺し屋」小説と言うだけあって人がガシガシ殺されていくため普通ならハードな雰囲気になるところを、主登場人物の一人(鈴木)の妻の回想や、健太郎、孝次郎といった子供との交流をうまく絡めることによってうまく和らげています。私の中では伊坂さんの作品の中でもベスト3に入る作品化と思いました。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
タグ:読書

