タイトル:銀の匙 Silver Spoon (15)
作者:荒川 弘
出版元:小学館
その他:
あらすじ----------------------------------------------
大ヒット酪農青春グラフィティ、堂々完結!
ついに八軒たちがエゾノーを卒業。
それぞれの未来へと歩み出す――
感想--------------------------------------------------
銀の匙の最終巻です。あー!終わっちゃうの???って感じです。これだけのキャラクターがいて、これだけの広大な大地があって、これだけの食材があって!!まだまだ広げられたのに!大人になった八軒と御影の掛け合い、見たかったよ!って感じかな。
最後の方は、他のレビューでもいろいろと書かれているように、起業とか大学受験とか恋愛とかが一気にまとめてやってきて、それぞれが平行で描かれて、忙しさや慌ただしさの方が大きかったな、と感じました。もっともっとじっくりと、日常をしっかりと笑いと涙を散りばめながら描くこともできただろうに、ちょっと残念です。やっぱりお休みされていたのが響いているんでしょうかね??個人的には、続編をいつか描いてほしいなあ、って感じちゃいます。
少し方向性は違うけど、本作を読むとゆうきまさみ先生の「じゃじゃ馬グルーミン・UP!」をいつも思い出します。農耕と競走馬の違いはありますが、生き物を扱いながらも笑いと涙を誘う描き方は共通していました。この作品くらい長く描かれていたら、と残念な気がします。
でも、きっとまた八軒は帰ってくるんじゃないかな?って期待大。ロシアの地でどでかい夢を抱えて、大川先輩や御影や駒場といった仲間に支えられてね。そんな八軒の姿もいつの日か見てみたい。期待していますよ!
そして何よりも荒川先生、お疲れ様でした!
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):
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