PSYCHO-PASS サイコパス 2
タイトル:PSYCHO-PASS サイコパス 2
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あらすじ----------------------------------------------
近未来SFアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』第2期シリーズ。第1期シリーズの最終話から1年半後を舞台に、公安局刑事課監視官・常守朱と刑事課一係のメンバーが新たな事件に立ち向かい、“正義と社会”を問い掛ける姿を描く全11話。
感想--------------------------------------------------
サイコパスのシーズン2です。シーズン1が最高だったので続けて見てみました。今回はシーズン1の約半分の十一話。そして脚本も虚淵玄さんがはずれ、冲方丁さんが関っています。個人的に冲方丁さんは大好きなので期待大です。
対象人間の心の濁り具合からその脅威を推し量るシビラシステム。相次ぐ事件から、そのシビラシステムに映らないと思われる人間の存在が浮かび上がる。そして事件の源には一人の少年の存在があった—。
シーズン1が絞噛と常守という執行官と監視官のコンビが主役だとするならば、シーズン2は完全に常守朱の物語です。シーズン1の流れで宜野座や唐の守といったメンバーが登場しますが、常守朱の存在感が半端ないです。成長したなーってしみじみ思います。あと個人的には雑賀先生が好きです。この絶対的な知性、こんな人が教授や上司ならとしみじみ思うタイプ。話していると色相が濁るのは残念ですが。
物語はやはり残酷なシーンが多く、一般受けはしませんが、、、それでも十分に面白い。シーズン1が大ヒットなだけにシーズン2の作成は難しかったと思いますが、テーマも明確にしっかりとまとめ、「法と人間」の関係から「社会と人間」の関係性にうまく昇華させていると感じました。物語の全貌が見えてきて、東金親子とシビラの関係、さらにそこに加わる鹿務囲の存在などが見えてくると、その伏線の張り方、世界の繋ぎ方、シーズン1との繋ぎ方などに、感服します。本シーズンも11話一気に見てしまいました。
物語は少し腑に落ちないところもありますが、世界観の作り方が圧倒的にうまいので、あまり気になりません。絞噛という主人公の片割れを失ってもきちんと物語を成立させていくのはさすがだと感じました。・・・そしてOP、EDもめちゃめちゃ格好いいですね。
しかし常守朱、どんなことがあっても色相が濁らないと言うのは・・・。彼女こそが免罪体質なのかな?と思ったりもします。ぜひシーズン3、4と作ってほしいのですが、、、個人的にはまた絞噛に戻ってきて欲しいと思ったりもします。その後を描いた物語もあるようなので、こちらも見てみようかと思います。
と、思っていたら、今、シーズン3が深夜にやっていますね!主人公は執行官よりも活躍する新しい監視官の二人。常守朱や絞噛、宜野座といったこれまでの登場人物もちらっと登場し、何よりも霜月が偉くなっていることにびっくりです。シーズン2と3の間を結ぶ映画を見れていないんですよねー。これも見なければ。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):
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