映画日記83:007 スペクター


タイトル:007 スペクター
出演:ダニエル・クレイグ, モニカ・ベルッチ, ナオミ・ハリス
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
少年時代を過ごした ”スカイフォール" で焼け残った写真を受け取ったボンド (ダニエル・クレイグ)。その写真に隠された謎に迫るべく、M (レイフ・ファインズ) の制止を振り切り単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこでボンドは殺害された悪名高い犯罪者の元妻であるルチア・スキアラ (モニカ・ベルッチ) と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。

感想--------------------------------------------------
カジノ・ロワイヤル」、「慰めの報酬」、「スカイフォール」と続くダニエル・クレイグ主演の007シリーズ、その最新作です。とはいえ、もう数年前の作品ですね。新しくなったMやQの活躍が見られる作品でもあります。

世界の情報を全て掌握しようとするC、死んだはずのスペクターの首領 ブロフェルド、そして解体されつつある00部門。陰謀渦巻く中、ジェームズ・ボンドが軽やかに世界を駆けるー!!

007というのはもはや一つの映画シリーズの名前というよりも、ブランド名ですね。ボンドカー、ボンドガール、軽妙な会話に洒落た衣服、旅情溢れる世界の都市の景観、激しいアクションシーンー…ストーリーよりも着目するべき点がたくさんあります。特に本作ではそれを感じました。

アクションシーンは多くありますが、全てがボンドを引き立てるために用意されている、といっても言い過ぎでないと思います。雪山でのセスナと自動車のアクションシーンでの都合の良さや、列車内での巨漢の男との唐突なアクション展開には「おいおい」と思ってしまったりします。でもそれも全て、ボンドを引き立てるため、と言えば納得できてしまいます。

砂漠の真ん中でスーツを着たり、砂漠を横断する特急の食堂車でタキシードを着たりして似合うのはダニエル・クレイグならではです。たった数発の銃弾で巨大基地が爆発したり、ヘリが墜落したり、ビルが倒壊するのには「なんだこれ?」という感じもありましたが、「これが007」と言われてしまえば納得できてしまいます。歴史とブランド。それがややもするとチープに見えてしまう映画の作りを、007という名作に仕上げています。

ダニエル・クレイグは2020公開予定の次回作も担当するようです。個人的にはせっかく復活したスペクターをこのまま消し去ってしまうのはもったいない気がします。ショッカーに匹敵する秘密組織ですからね(笑)。次回作もぜひ期待です。それと同時にボンドがこの先誰に引き継がれていくのか、それも楽しみでもあります。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A

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