読書日記番外編:荒木飛呂彦原画展@国立新美術館

タイトル:荒木飛呂彦原画展


あらすじ----------------------------------------------
1987年から連載が開始した『ジョジョの奇妙な冒険』。
本作はその歴史と共に、作品そのものはもちろんのこと、その世界観や影響力が波紋のように拡がり続けています。
本展では、初公開を含む豊富な原画や関係資料をもとに、多角的かつ斬新な手法を取り入れた展示で展開するの祭典となります。

感想--------------------------------------------------
ジョジョ展から六年、国立新美術館で開催された荒木飛呂彦原画展に行ってきました。時間指定の完全予約制ですが、休日と言うこともあって大混雑でした。さすが荒木飛呂彦、ジョジョの第五部も先日アニメがスタートしていて、まだまだ勢いがあります。ちなみに東京での開催は終了してしまいましたね。11月から大阪文化館で開催されます。

ジョジョの歴史から始まり、ジョジョの原画の展示が多く、その前に多くの人だかりが出来ていました。ジョジョ展で販売されていた絵はがきセットのオリジナルの絵が大きく展示されていたりして、荒木飛呂彦原画展といいつつも「バオー来訪者」などはなく、本当にジョジョ一色です。個人的には条太郎などのジョジョ立ちのマネキンが展示されていて、それがとてもよかったです。オリジナルムービーもありましたが、こちらはいまいちに感じました。

「ジョジョ展」から大きな進歩として感じられたのは、上記のマネキン、第八部の原画が増えていたこと(田母環とか)、最後の部屋の本展覧会用に描かれた原画です。またSPURの表紙を飾った原画なども前回はなかったので見所です。スタンド使いとスタンドが全部展示されていたのもの良かったです。第四部、五部くらいまではわかるのですが、六部、七部になるとだんだんとわからなくなってきて、「こんなにいたのか…」というのが感想です。全部読んでいるんですけどね…。

また「ジョジョ展」では「エイジャの赤石」とか、「石仮面」とか、「ブラフォードがPを足してLUCKをPLUCKにした剣」とかマニアックすぎる展示があったのですが、そのようなものがなくなっていたのは個人的に残念です。お土産も前回の方が充実していて、参加者に優しかった気がします。「大気圏外に飛び出して考えることを止めたカースの文鎮」とかは今回は無かったですね。「ブチャラティのてんとう虫型のブローチ」はすでに売り切れてました。

総じて充実はしていますが「ジョジョ展」を見ていると、原画的にはさらなるアップデートは少ないかもしれません。当時も八部でしたが、今も八部、「ジョジョリオン」ですからね…。一方でジョジョ展を見てない人や、荒木飛呂彦とジョジョを神と崇める人たちには完全に推しです。ぜひ「荒木飛呂彦原画展に行ってきましたクッキー」とか買ってほしいです(笑)。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
レビュープラス

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