読書日記682:21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由


タイトル:21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由
作者:佐宗 邦威
出版元:クロスメディア・パブリッシング
その他:

あらすじ----------------------------------------------
世界のMBAトップスクールが伝授する“デザイン思考"による創造的問題解決とは?
新規事業を考えているビジネスパーソン必見の一冊! !

感想--------------------------------------------------
デザイン思考という言葉は最近、ビジネス場面で使われるようになった言葉です。その意味と、特長を分かりやすく伝えているのがこの本です。デザインやデザイン思考に関する本は最近、数多く出版されていますが、その中でも本作はとても読みやすく分かりやすい本だと感じました。

「デザイン思考」とはデザイナー的な考えを取り入れ、製品開発などのビジネスの最初のシーンからデザイナーが登場し、製品の形を簡単に作りながら検討していく方法のようです。エクストリームユーザーと呼ばれる極端なユーザーの使い方を取り入れたりと、主観に基づいた検討を進めていくやり方は、0から1を生み出すのに非常に適しているとして、様々な業界で取り入れられているとのことです。本書の中にはダニエル・ピンクの「ハイ・コンセプト」の中にも書かれていた、六つの感性にも触れられています。物語、調和、デザイン、共感といったこれらの感性はデザイン思考でも重要なファクターとなるということですね。

デザイン思考が最近よく取り上げられてきている背景としては、ITツールが発達していることや、3Dプリンターのようなラピッドプロトタイピングの機器が発達して来ていることがあります。「アイデアをすぐに形に出来る」ということですね。会社員の多くの人は会議で時間を無駄に過ごしていて嫌になった経験をお持ちではないかと思います。会議や議論に時間を費やすよりも、アイデアをすぐに形にして、それをもとに実ユーザーの意見を聞く。その方が最近では効率的なんですね。

デザイン思考の取り組みなどにより、最近では少人数で素晴らしいイノベーションを起こす企業が増えて来ていると感じます。日本でも、このような企業がどんどんと増えて来てほしいと感じます。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):
レビュープラス

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