コミック日記153:銀の匙 Silver Spoon 14


タイトル:銀の匙 Silver Spoon 14
作者:荒川 弘
出版元:小学館
その他:

あらすじ----------------------------------------------
北国から遠く離れた場所でバイトをして過ごす駒場の新たな目標とは!?
御影が挑む畜産大学・推薦入試の模様&結果は!!?
初めての事業として八軒が挑むピザ販売会の成果は!!!?

そして、くっつきそうでくっつかない微妙な距離感のまま、高校3年生も後半に差し掛かってしまった、八軒&御影の恋の行方は…!!!!!?


感想--------------------------------------------------
待っていた14巻です。実に久しぶりです。二年ぶりくらいでしょうか。相変わらずのクオリティーの高さを感じさせる作品です。

高校の卒業を間近に控えた八軒たちエゾノーの面々。進学、就職、企業と様々な進路に各々が悩みつつも時は流れていくー。

この作品はなんでこんなに面白いんでしょうね。一人一人の個性が際立っていて、一つ一つのエピソードが努力と感動と笑いで成り立っています。そしてその中で徐々に成長していく生徒たちの姿がとてもいいです。半分以上、笑いの要素の作品だと思っているのに、ところどころでほろっとさせられたり、感動させられるのは、その下敷きとなる各人の個性の底にあるものがしっかりしているからなんでしょうね。なんとか馬に乗り続けたいと思う御影、起業してエゾノーブランドを売り出したいと願う八軒、さらに高校球児 駒場やタマ子、大川先輩などの個性と背景がどんどん際立ってきています。

相変わらず描かれる料理がどれもとても美味しそうです。この料理はどれも人気のようですね。数ある料理の中でも、本巻では個人的にはピザが一押しでした。これはぜひ食べてみたい!!御影と八軒の関係に進展があったり、誰一人として立ち止まっている人がいなくて、どんどんと物語が進展していくので物語自体がとても活発です。これもまた、魅力の一つかと思います。

高校の卒業まであと少し、まだまだ怒濤の進展がありそうで、今後もとても楽しみな作品です。連載続けるの大変だと思いますが、ぜひよろしくお願いします!!



総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
レビュープラス

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