読書日記644:99%の会社はいらない


タイトル:99%の会社はいらない
作者:堀江 貴文
出版元:ベストセラーズ
その他:

あらすじ----------------------------------------------
世の中には「忙しい、忙しい」と言っている人は意外と多い。だが僕も仕事をしている量で言えば、「忙しい」と口にしている人たちと同じか、それ以上だ。にもかかわらず、「そんなにたくさん仕事をしていない」と感じる。なぜなら僕は「自分の時間」で忙しい、だから楽しい忙しさなのだ。しかし世の中の人は「他人の時間」で忙しい。忙しくて不幸だと感じてしまう。その元凶の一つが、「会社」という仕組みだ。会社に属することは「他人の時間」に縛られることでしかない。本書は会社に代わる組織のカタチと、新しい働き方を記したものである。

感想--------------------------------------------------
ホリエモンこと堀江貴文さんの、働き方に関する著作です。とても合理的な考え方をされている、と読みながら感じました。はじめに書いてしまいますが、私もこの本に書かれていることは常々感じていましたし、おそらく同じように感じている人は多いのではないかと思います。それを文章化して実践されているので、頷きながら読む箇所が多かったです。

少ないページ数の中で多くのことが書かれていてとても密度の濃い本なのですが、書かれていることをひと言で言ってしまうと、「人生は有限なのだから、時間を無駄にしないで楽しいことだけをして過ごしていこう」ということかと思います。「それができれば苦労しない」という声が聞こえてきそうですが、堀江さんは実践されていますし、そのこつも披露してくれています。

とにかく「行動する」こと。これが一番大切だと本書では言っています。「面白い」と思ったことに最初に、あるいは二番目に飛びつけば、マネタイズはできるようです。最初に、あるいは二番目に飛び込むファストペンギンあるいはセカンドペンギンになる。簡単そうに見えてこれができない。だからなかなか会社生活から抜け出せない、ということなのでしょうね。

本書を読む限り、堀江さんは自身が面倒臭いと思うこと、部下の管理や感情コントロール、組織管理といったものを全て捨て、自身が面白いと思うことだけに100%振り切っています。家も車も持たず、家族も持たずという生活ですが、その分、自分のやりたいことに100%振り切ることが出来ている訳ですね。

「人生で面白いと思うことは人それぞれ」。当たり前のことですが、本書を読んで感じたことです。堀江さんが面白いと思うことをそのまま「面白い」と思う人もいるでしょうし、そうでない人もいると思います。堀江さんのように面白いことのために様々なことを捨てることの出来る人もいるでしょうし、堀江さんの捨てたものの中に、面白さを見いだす人もいるかもしれません。大切なことは、自分が何を面白いと感じるか、突き詰めて言うと自分がどんな人間か、それをしっかりと理解することかと感じました。「行動する」ということ一つとっても様々な行動の仕方があるとも思います。あまり他人に惑わされず、自分をしっかり見つめ、自分の「面白い」を見つけ、それに対してとことん行動する。それこそが人生を楽しく過ごす秘訣なのでしょうね。

「社長はバカばかり。でも行動力はものすごい」
これも印象に残る言葉でした。深いことを考えずにどんどん行動し、周りを巻き込んでいく力のある人が世の中を動かせるのだろうな、と感じました。私自身は堀江さんのようになりたい、とは思いませんが、熱さを感じる本で、頷く箇所が多く、読んでてすっきりする本でした。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
レビュープラス

この記事へのコメント