読書日記643:職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方


タイトル:職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方
作者:沢渡 あまね
出版元:技術評論社
その他:

あらすじ----------------------------------------------
「“残業するな"と上司がうるさいので、帰ったことにして家で仕事している」
「残業はすべて管理職が肩代わり、管理職はいつもゲッソリ……」
「他人に構う余裕がなく、会話がなくなった」
「裁量労働制……お金にならない残業が増えただけ」

そんな職場の“あるある"な問題は、なぜ起こるのか? 原因と全体像を図解しながら、解決策を教えます。


感想--------------------------------------------------
店頭に並べてあるのを見て、読んでみました。数ページめくっただけで、この本に書かれていることはどこの職場でもよくあることだとわかります。図が多く、とても読みやすい本です。

本書では、職場での「あるある」な問題を1丁目〜11丁目として取り上げています。「手戻りが多い」、「無駄な会議が多い」、「実態が上司や経営層に伝わっていない」などなど、「あ、これうちの会社にもあてはまる!」という内容が多いです。そしてその内容を図として表しているのですが、この図がどれも面白くて、どんどんと読んでしまいます。

正直、戦略とか戦術とかそういった高尚なことを考えることも必要ですが、本書に書いてあるあたりまえのことを出来るようにすることの方がよほど重要と感じました。会議だけでも、目的を決める、出席メンバーを決める、事前に情報共有する、こうしたことをするだけで、無駄はだいぶ省けると感じます。

個人的なイメージとしては、若い世代よりある程度年齢のいった世代の方がこれらはできていないと感じます。残業は当たり前、休む暇なんて無い、という働き方で来ている世代は「時間」についての意識自体が若い世代と違うのでしょうね。残業時間の多さや睡眠時間の短さを自慢したりすることはやめて、効率的に短時間で仕事を終わらせ、オフは仕事を離れてゆっくりする。こうした生活が当たり前の世界に早くなってほしいものです。

図が多く、とても読みやすい本です。自社の状況に頭を抱えている総務、人事の人たちにも有効な本だと思いました。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
レビュープラス

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