ゲーム日記11:ファイナルファンタジー XV
タイトル:ファイナルファンタジー XV
開発:スクウェア・エニックス
その他:
あらすじ----------------------------------------------
初めて「ファイナルファンタジー」をプレイする人のための、15番目の最新作。
「リアル」と「ファンタジー」の融合により生み出される圧倒的な世界観とグラフィック、そしてシリーズ初の挑戦となる「オープンワールド」の採用、さらにアクション性の高い爽快なバトルの導入によって、プレイヤーは世界に浸り、これまでにない最高の自由と臨場感を味わうことができる。
「ファイナルファンタジー」は新たな世代のための新たな礎を、今、再び生み出そうとしている。
感想--------------------------------------------------
*ネタバレを含みますのでご注意ください。
ドラクエと双璧をなす国内RPGの最高峰、待ちに待っていたファイナルファンタジーの最新作です。待ったかいがありました。これまでにFFは1〜10、10-2、12、13、13-2とクリアしてきており、トロフィーコンプなども達成しています。そうしたユーザーからの感想です。
父と子。そして王の物語ー。
クリアしてこのキャッチフレーズの意味が強く分かります。仲間との絆、父と子の絆、愛する者との絆。この物語はルシスの王子ノクティスがルシスの王になっていくまでの話です。そのノクティスを支えるグアルディオ、イグニス、プロンプトという三人の仲間、婚約者ルナフレーナ、父レギス、さらに多くの人たち。冒険を通じて彼らとノクティスの絆をいたるところで感じる事ができます。前作FF13は用語と世界観が難しすぎる箇所がありましたが、そこがきっちり解消されています。「絆」と「王子から王へ」という二点を主軸にする事で、物語がよりわかりやすくなっています。
戦闘システムも秀逸のできです。FF10くらいから戦闘システムのバランスは素晴らしいと思っていて、特にFF13のオプティマシステムのバランスは秀逸すぎると思っていたのですが、本作はそれに匹敵する完成度です。特に魔法、リンクアタック、料理の効果が絶大なため、積極的に使う事を考える必要があり、そのことが戦闘に深みを与えています。この三つの効果が低いと、武器のごり押しだけになってしまうため深みはなくなってしまいますね。自らも巻き込む強大な魔法を効果的に使うために敵と味方の距離をうまくとる、大ダメージを与えるリンクアタックを決めるために背後を取り、パリーを決める、料理のバフ効果が凄まじいため、食材とレシピを探すー。これらのことが戦闘だけでなく、旅そのものに深みを与えています。
そして広がる広大な世界。クリアー後もまだまだ続くクエストの数々。クリアーはしましたがまだまだ本作は楽しめそうです。単なるオープンワールドではなく、車(レガリア)をうまく使う事で物語がスムーズに進むようにと工夫もされています。また旅をする仲間たちとのかけあいも、様々な場面に応じてものすごい数が用意されています。戦闘でも仲間の存在感を感じますし、このあたりの創り込みはすごいです。
一方で欠点としてはロードが長いこと。これくらいでしょうか。世界のあちこちを行き来するたびにロードが入ります。移動が多いのでここはややストレスになります。また、やはり「KINGSGLAIVE」を見ていた方がさらに本作はさらに楽しめます。個人的には「KINGSGLAIVE」では雑魚役だったレイヴスが本作では将軍として存在感を持っていたのがよかったです。Amazonなどではネガティブなコメントも多いですが、コメントの数が多い事と、結局のところコメントを書いた人もクリアしているので、そんなに気にするほどではないと思います。その他、些細ですが以下感想です。
・KINGSGLAIVEの登場人物がもう少しでてくると嬉しかった。(特にグラウカ将軍とか、、、。映画で完結しているので無理??)
・アーデンは無限の住人の卍丸みたいだった…。
・イグニスがあんなふうになっちゃうのは必要だった??
・13章だけ別のゲームみたいになっている(バイオハザード??)。。。
・9章までにある程度レベルを上げていないと(Lv50くらい?)その後がたいへんそう。。。
・武器・アクセ類はもっと個性があってもいいかも。初期の頃の正宗やラグナロクのような、とって感動する武器があまりない。
詳細は実際にプレイしていただきたいのですが、本作のテーマ曲でもある「スタンド・バイ・ミー」が流れる箇所では涙が出そうになりました。FFのナンバリングタイトルとしては文句なしのできだと個人的には思います。何年後になるかわかりませんが、次回作もぜひプレイしたいと思います。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):S
レビュープラス
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