読書日記610:となりの婚活女子は、今日も迷走中
タイトル:となりの婚活女子は、今日も迷走中
作者:大西明美
出版元:かんき出版
その他:
あらすじ----------------------------------------------
年下男に捨てられる女、年下男と結婚できる女。SNSで自爆する女、インスタグラムで男の心をつかむ女…。結婚相談所で起きている本当の話!
感想--------------------------------------------------
レビュープラス様から献本いただきました。いつもありがとうございます。
本書はそのタイトル通り、結婚相談所に勤める著者が、そこで出会った婚活女子について書いた本です。既婚男性の私が買うことはまずない本ですね。このような本を手に取るチャンスが来るのも、レビューしているからこそだと感じます。
本書では著者が出会った様々な婚活女子の例を「○○女子」という形で紹介しています。「バリキャリ女子」、「学歴女子」、「おごられ女子」といった具合ですね。それぞれの例にかわいい四コマ漫画もついていて、とても読みやすいです。
様々な女子の婚活をめぐるエピソードが描かれていて、最初はうまくいかなかったケースでも、著者(+旦那のひよこさん)の適切なアドバイスで最終的にはゴールを迎えるというケースが多く、読んでいてほっこりするものがありました。最近、こうした柔らかい、温かみのある本を読んでいなかったので、癒される感もありました。いい本に出会えたと思います。
読んでいて特に印象に残ったのは「読書女子」ですね。きちんと女子側も男性のプロフィールに沿った話題を提供できる準備(勉強)をして出会いの場に臨む。これは男性側からしたら非常にうれしいことだと感じます。「婚活」というのは自分を売り込むことだけでなく、相手に興味を持って、相手を理解しようとして初めて成り立つものなんだなあ、としみじみと感じました。
本書は個人的には良書です。まずなにより読みやすくとっつきやすい。そして実際に婚活中の人にとっては役立つ情報が満載です。また婚活を終えた人にとっても、これからの人にとっても、男女の関係性の「あるある」や「常識」や「小ネタ」がわかり、実際の生活でも大いに役立つと思います。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):B
レビュープラス
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