コミック日記129:ONE PIECE 73 by尾田栄一郎
タイトル:ONE PIECE 73
作者:尾田栄一郎
出版元:講談社
その他:
あらすじ----------------------------------------------
ローの思惑から外れ、事態は予期せぬ方向に動き出す。そんな中、明らかになるドレスローザの悲劇。それぞれの局面は全面戦争へと向かい、対決の時が近づいて…。“ひとつなぎの大秘宝"を巡る海洋冒険ロマン!!
感想--------------------------------------------------
ONE PIECEの最新巻です。ドレスローザ編も絶好調ですね。密度の濃すぎる展開が続きます。
ドフラミンゴ、海軍、ルフィ一行、ロー、そして小人たち。幾つもの勢力が入り混じっての激戦はまだまだ続く。一方、闘技場ではレベッカが健闘するが—。
物語の密度が濃くおもしろいのですが、一方でいろんなところでいろいろな人たちがそれぞれの思いで戦闘を繰り広げているため、すごく物語が複雑になっている感じがします。誰がどういう目論見で動いているのか、その目論見を受けて、こっちの人々はどう動くのか、そこら辺の調整に凄く苦労しているような気が、読んでいてします。誰がどこまで把握していて、どこまで把握していないのか、その時、何を考えたのか、といったところはこれだけ勢力が分散してくると凄く気を使うところだろうな、とも思います。
能力者も次々に現れ、ドフラミンゴの部下達や海軍との戦いもますます熾烈になって行きます。このあたりは読んでいて凄く楽しいですね。特に本巻は最後にあの男が現れます。エースと、ルフィと、三人で育った仲間。詳しくは六十巻あたりを読んでください。これによって物語りがまた一段と楽しくなりそうです。
ドレスローザ編は連載の方でもまさに佳境に入りつつありますね。四皇まで出てきて、物語が広がりすぎている感もありますが、一方でまさにこれこそ新世界の戦い、とも感じます。次巻も楽しみです。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
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