映画日記56:脳男



タイトル:脳男
生田斗真 (出演), 松雪泰子 (出演), 瀧本智行 (監督) | 形式: Blu-ray
出版元:
その他:

あらすじ----------------------------------------------
首藤瓜於の同名小説を生田斗真主演で映画化。都内近郊で無差別連続爆破事件が発生。犯人のアジトを突き止めた刑事の茶屋は、そこで身元不明の男を確保するのだが…。共演は松雪泰子、二階堂ふみ、江口洋介ほか。


感想--------------------------------------------------
生田斗真さんが感情を一切持たない男に扮した作品です。話題作となっていましたので、見てみました。ちなみに原作は未読です。

連続爆破事件の容疑者潜伏先で出会った一人の男。鈴木一郎と名乗った彼は、一切感情を持たない男だった—。

かなり猟奇的な描写の多い作品です。殺人場面なども多く、最初からグロテスクな場面が展開されるため、見る方には注意が必要です。主な登場人物は主演の生田斗真さん、爆破犯の二階堂ふみさん、そして事件を追う刑事の江口洋介さんに精神科医の松雪泰子さんと演技派の役者さんが揃った印象ですね。

特筆すべきなのはやはり主演の生田斗真さんと犯人役の二階堂ふみさんですね。どちらも常人とはかけ離れた精神の持ち主の役ですが、その役を非常にうまく演じています。瞬き一つせずに感情のない男の役を演じきる生田斗真さんも、ぶっ壊れた爆破犯を演じる二階堂ふみさんも、鬼気迫る迫真の演技で見る者を引き込みます。

また脇を固める松雪泰子さん、江口洋介さんは安定した演技ですね。さすが熟練の役者、という印象です。ストーリー自体は、私は原作は未読ですが、よくあるストーリーという印象を受けました。「自信の正義に従い悪人を裁く感情を持たない男」という設定が目新しいですが、バスやビルがバンバン爆発したり、猟奇的な殺人が連続したり、という設定はどこかで見たことがある気もします。

最後の最後で見られる松雪泰子さん演じる精神科医に大きな事件があります。この部分はいろいろと意見があるかもしれませんが、「こういう終わり方でよかった」と私は思いましたね。

ストーリーはまあまあですが、粒ぞろいの演技派俳優&女優の演技が見所の作品と言えるかと思います。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):B


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