2013年06月12日

読書日記420:暦物語 by西尾維新



タイトル:暦物語
作者:西尾維新
出版元:講談社
その他:

あらすじ----------------------------------------------
美しき吸血鬼と出逢った春夜から、怪異に曳かれつづけた阿良々木暦。立ち止まれぬまま十二ヵ月はめぐり、<物語>は、ついに運命の朝を迎える!“光の魔術師”VOFANによる本文挿画12枚のカラーバージョンが、ポストカードセットとして発売決定! 青春に、予定調和はおこらない!


感想--------------------------------------------------
出版されれば必ず大ヒットする西尾維新さんの「物語」シリーズの最新作です。本作も含め、どの作品も出せば必ず瞬間的に売上ランキングの上位に食い込みますね。それだけ固定ファンが多いのでしょう。私もその一人ですが。

本作はこれまでの物語シリーズとは異なり、全十二編の短編集になっています。主人公である阿良々木暦が怪異と出会った四月からスタートし、入学試験の三月まで、月毎に一話のペースで話が展開します。各話は暦と、これまでに登場してきたキャラクター一人との掛け合いで物語が進みます。各話とも一応は怪異を題材とした話が進むのですが、これって本当に怪異?というような微妙な小話も含まれていたりしますね。

しかし最後まで読み終えて思うのですが、よくここまで話が広がってきたものです。最初は作者の「100%趣味で書かれた物語」だったのに、登場人物も増え、二冊で終わるはずだった物語既に十四冊です。個性的な登場人物も増えてますね。女性ばかりのところが気になりますが。というか、主人公の暦を含めても男性キャラは二、三人であとはことごとく女性キャラですね。本作に含まれた短編各話も、暦と異なる女性キャラ十二人との掛け合いです。よくこれだけの数のキャラを、個性を持たせて描き分けられるものです。

本作、最初の方の話はもう既に既刊の物語シリーズで読んで物語の行く末を知っているため、大きな衝撃は特にありませんでした。個性的なキャラも、もう既に何冊も読んでいるためだいぶ慣れてしまった感がありますね。また怪異も怪異と呼べるほどのものでもなく、流し読みしそうになります。(まあ個人的にはひたぎ、八九寺、火憐、忍とのばかばかしい掛け合いは大好きなので、それはそれでいいのですが。)

しかし、残り二話あたりから物語が動き始めます。このあたりはまだ既刊の物語シリーズでも時系列的に扱われてない(もしくは、謎を残したまま扱われている)ので、読んでいて先の展開がとても気になります。

そして物語の最終話で色々な謎を残したまま、物語は唐突に終わります。ええ、完全な投げっぱなしです。…これでは刊行が予定されている残り二冊を買わざるを得ないですよね…。失礼な言い方かもしれませんが、うまいです。個人的には、最後に現れた、いるはずのないこのキャラクターの登場は何を意味するのか?最終話で言われていた『奴』とは誰なのか?が、とても気になります。本当に次の巻が早く出て欲しいものです。

さて、本作の箱に描かれているキャラですが、これは影縫余弦ですかね。斧乃木余接を式神として使う陰陽師にして、全てを武力で解決できるスーパーキャラですね。2ndシーズンからの登場キャラなのでまだ馴染んでいない部分が個人的にはあるのですが。。。2ndシーズンも全てアニメ化が決定され、このシリーズの人気は衰えることを知りませんね。アニメ化しても大丈夫なのか?と一ファンとしては気になるところですが。

2ndシーズンは7月から放映だそうですね。小説と見比べてみたいと思います。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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タグ:西尾維新
posted by taka at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 西尾 維新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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