タイトル:元気回復 足もみ力
作者:近澤 愛沙
出版元:ワニブックス
その他:
あらすじ----------------------------------------------
世界一痛い足もみには訳がある!
がんから不妊症まで全て自分の手で克服出来てしまう驚異の足もみ技術を初公開します。
改善出来ない身体の不調はないと言い切る著者・近澤愛沙は、25歳の時に甲状腺がんが見つかり自らの手で克服。
以来研究を重ね、足もみ・メノウマッサージ・ロミロミで身体と心を癒すサロンを開業。
巷の痛くない足もみとは真逆の世界一痛い足もみだが、あらゆる症状を改善。
口コミで噂が広がり予約の取れないサロンになっている。
本書では余すことなく技術を披露。救急箱代わりに一家に1冊置いておきたい内容になっている。
感想--------------------------------------------------
本書は足もみのサロンを開業されている方が書かれた本です。「足もみをしっかりやれば、どのような病気も改善し、健康な身体を保てる」ということで、具体的な足もみの効用や、そのやり方についてしっかりと書かれた本です。この本は非常に人気が高く、AMAZONの売上ランキングでも少し前には非常に高い順位に位置していました。
本書では足もみの効用と、そのやり方について書かれていますが、その内容が凄まじいです。高血圧や頭痛、腰痛、肩こりからはじまり、不妊治療、アレルギー、うつ、心疾患、白血病、果ては癌まで足もみをやることで改善する、と著者は言っています。(「あらゆる病気に効果がある」という表現はやや過剰かなとも思いましたが・・・)まずここが凄いですね。ただ、足に溜まった老廃物を足もみを通して血液に還元し、外部への排出を促進させることで健康を促進させる、という著者の説明には非常に納得がいきます。
本書には身体の部位ごとに効用のある足つぼの位置が正確に図として描かれていて、読んでいる方はこれだけでもありがたいです。ただしこの効用を得るためには生半可な揉み方では駄目なようです。
「大の大人がのたうち回るような痛み」
「彫刻刀で削るように揉む」
「アザに驚かず、アザの上からもどんどん揉む」
「指を切り落とすように」
こうした表現が本書の随所に書かれていて、読んでいる方はどきどきしてきてしまいます。本のとおりにもんでみましたが、実際に揉むと凄まじい痛みが足にはしり汗を流しながら揉んでいました。しかしこれでも恐らく強さとしては足りないのでしょうね。本書によると棒に全体重をかけて、おもいっきり削るようにもむ必要があるようですが、自分でやるとなると、我慢強い人でもなかなかそこまではできないのではないかと思います。
揉む順序や、揉んだ後にやることなど、様々なことが本書には書かれていて、その通りにやり続ければ三ヶ月程度で効果がでてくるようです。痛みとの戦いにはなりそうですが、やれる範囲で三ヶ月間トライしてみようかな、と思わせる本でした。(実際にやってみようと思います。)
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
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