読書日記番外編:ジョジョ展 @森アーツセンターギャラリー

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タイトル:荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展
開催場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ)
開催期間:2012年10月6日〜11月4日
その他:

感想--------------------------------------------------
西尾維新さんの「Over Heaven」や乙一さんの「The Book」でも紹介したように、今年は荒木飛呂彦さんの代表作「ジョジョの奇妙な冒険」が始まって二十五周年になります。二十五周年のイベントとして現在、六本木ヒルズで「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」が開かれており、行ってみました。展覧会は時間指定の予約制です。当日券もあったそうですが、十月二十五日の段階で前売り券、当日券供に完売しているそうです。さすがジョジョ凄まじい人気です。

場所は五十二階のフロアで、第一部のファントム・ブラッドから第八部のジョジョリオンまで、各部ごとに区画が分かれており、その区画ごとのジャンプやコミックスの表紙原画、書き下ろし原画が展示されています。またジョジョ以前の作品である「バオー 来訪者」、「ゴージャス・アイリン」、「魔少年ビーティー」の原画や、表紙を描いた雑誌SPURや、「Over Heaven」や「The Book」なども飾られています。まさに荒木飛呂彦さんを堪能できる空間です。またARを駆使し、スタンド同士の戦いや杜王町の名所巡りなども見ることができるようになっています。これらは面白い取り組みだなあと思いました。

また個人的にヒットしたのは、各所にジョジョ関連の小ネタが飾られている点です。石仮面にはじまり、ブラフォードがLuckをPLuckに書き換えた剣、エイジャの赤石さらにはホワイトスネイクが取り出したスタンドのディスクなども置かれていて、「おおこんなものが!」みたいな感覚で楽しめます。

また原画を見ていて強く感じたのは、このジョジョの絵を書けるのは荒木飛呂彦さんだけだろうな、ということですね。大胆な構図、衣服の細部にまで拘ったデザイン、素晴らしい色遣い。どれをとっても、他の漫画家の方とは大きく異なる絵だと思います。またもちろんストーリーもですね。予定調和的な作品が多い中で、ジョジョは本当に何が起きるかさっぱりわかりません。仲間はおろか主人公でさえも死んでしまうという展開の部もあり、唖然とさせられるのですが、その根底にある「人間賛歌」という信念には、強く揺さぶられます。敵も、味方も、ただ強いだけでなくその根底に人として譲れないものを持ち、それまでの人生があることをジョジョでは強く感じます。ここらへんは、荒木飛呂彦さんがご自分でも言っているようですね。

荒木飛呂彦さんが、「この先もずっとジョジョを書き続けるだろう」と言っているのはファンとしては凄く嬉しいことです。今はまだ第八部が始まったばかりですが、この先もずっとこの世界観に浸っていたいですね。

あと飾られていた原画はどれもグッドでした。日本、特に荒木飛呂彦さんの縁の地でもある仙台とのコラボした作品もあり、和とジョジョがうまく融合していると感じました。個人的には第五部をモチーフにした「はやぶさとジョルノ一行」と、ジョジョ展のシンボルのようになっている「承太郎とイギーと富士山」がよかったです。原画を見ると、顔つきが現在の絵は女性的だなーって感じます。

非常にお勧めなのですが、もうチケットが完売してしまっているのが痛いですね…。また開いてくれないかな、とか思ったりもします。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):


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