タイトル:ドリフターズ 2巻
作者:平野耕太
出版元:少年画報社
その他:
あらすじ----------------------------------------------
各々の時代、それぞれの戦場から呼び集められた戦士たち・・・
関ヶ原より島津豊久・本能寺より織田信長・源平の都より那須与一・・・
現在ではない何時か、現実ではない何処か
エルフの里に集いし日の本の侍たち・・・。
新たな国奪りの物語が始まる!!
感想--------------------------------------------------
楽しみにしていた平野耕太さんのドリフターズの二巻です。初登場で漫画売り上げランキング一位獲得。まあ当然でしょうね。
異世界に送られた漂流者(ドリフターズ)である島津豊久、織田信長、那須与一はエルフたちを助け、廃棄物(エンズ)と闘うために国奪りを始める—。
面白いです。
本作はそのアイデアがまず最高に面白いですね。歴史上のあの人物がもしこの時代のこの人物と出会っていたら— とか、あの人物がこの人物と闘っていたら— とかは、歴史に興味のある人ならば誰もが考えたことはあるることだと思います。その考えを実現するためにある世界に次々と歴史上の人物を集めていく—。この発想は素晴らしく斬新です。
今分かっているだけでも漂流者として島津豊久、織田信長、那須与一、ハンニバル、キャプテンキッド、菅野直、廃棄者として土方歳三、ジャンヌ・ダルク、ラスプーチン、とそうそうたる面子です。そして各人の個性を生かした戦闘の展開も本作の魅力ですね。弓の名人である那須与一、次々と戦略を立てて行く織田信長、単身で敵に突撃する豊久と、各キャラクターがいい味をだしています。
絵も筋書きもキャラクターも凄くよく、難があるとすればなかなか新巻がでないことですかね…。一巻がでてから二巻が出るまで一年以上開いている…。ファンとしてはもっと読みたいところです。
とうとう激突した漂流者と廃棄物。両者の戦闘の実にいいところで二巻が終わっています。廃棄物の王である黒王の正体も手の平の傷からなんとなく明らかになってきましたが…。登場人物も増えて背景描写も深まり今後も展開に期待が増すばかりです。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
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