タイトル:NARUTO(55)
作者:岸本 斉史
出版元:集英社
その他:
あらすじ----------------------------------------------
第四次忍界大戦開戦! “暁"を迎え撃つべく部隊編成を進める忍連合軍。ナルトを守るべく我愛羅は、全軍を鼓舞する演説を行う!! 一方、マダラに協力するカブトの穢土転生により、強力な忍達が次々と蘇り始め!?
感想--------------------------------------------------
週刊少年ジャンプ上で「ONE PIECE」に続く大ヒット作品が言わずと知れた本作、「NARUTO」です。本シリーズも累計の発行部数が一億部を突破しているそうです。これまでに一億部を突破した作品は「ドラゴンボール」や「SLAM DUNK」など数えるほどしかないそうですので、本シリーズも物凄く人気があることがわかります。ただ「ONE PIECE」が二億部を突破しているのでちょっと霞んでしまいますね。
九尾の力を引き出すべく修行を続けるナルト。一方で「暁」のカブトは秘術「穢土転生」により過去に死んだ強力な忍びたちを甦らせ、戦力として第四次忍界大戦に投入し始める—。
物語りもだいぶ佳境に入ってきました。うちはマダラ率いる「暁」との最終決戦に望む忍・侍の連合軍。双方物凄い数の戦力を投入し、もはや「戦い」ではなく「戦争」になっています。これまでの戦いの中で死んだ数多くの敵味方の忍者が甦り、強力な忍術を使い、ドラゴンボールのようにだいぶバトルインフレっぽくなっています。ナルトも、ライバルのサスケも、マダラも強くなりすぎですね……。
本巻ではカブトが甦らせた元「暁」のデイダラ、サソリがカンクロウやサイの前に、そしてナルトが最初の任務で倒した、白とザブサのペアがカカシたちの前に現れます。いくら殺してもすぐに甦り、自分の意思と無関係に任務をこなそうとする生ける屍たち。彼らとの死闘が繰り広げられていきます。
本作、絵もストーリーも展開も素晴らしく文句一つありません。特に忍界大戦に突入してからは敵味方に多くの忍びが加わり、それがまた物語の幅を広げています。しかし物語の幅が広がっても各キャラクターのストーリーを丁寧に深く描いていますね。そこも評価の高い点だと思います。
本作、おそらくこの後でナルトとサスケの戦いを経てナルトとマダラの最終戦に入っていくのでしょう。その戦いが終わったら終わりですかね……。終わりが近づいているようでちょっと寂しいですね。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
↓よかったらクリックにご協力お願いします
レビュープラス
この記事へのコメント