タイトル:バイオハザードIV アフターライフ
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
その他:
あらすじ----------------------------------------------
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演によるアクションホラーシリーズ第4弾。東京からT-ウイルスが増殖し世界規模でアンデッドが徘徊する中、生存者を安全地帯「アルカディア号」に導くために再びアリスが立ち上がる。
感想--------------------------------------------------
ゲームで有名なバイオハザードシリーズの四作目、現時点での最新作です。昨年の12月にDVDが発売され、さっそく見てみました。これまでの作品はすべて見ています。
アリスはゾンビに支配された世界を生き残りを探しながら旅するうちに、T-ウィルス製造の元凶であるアンブレラ社と対決することになる—。
本作はこれまでの三作と異なり舞台が次々と移り変わりますね。東京、アラスカ、ロサンゼルス—。特に東京の場面では渋谷の駅前交差点で発症する中島美嘉演じるゾンビなどが日本のファンのことを考えていて思わずにやりとさせます。渋谷駅前交差点の地下からヘリコプターでウェスカーが脱出するシーンなんかもあり、思わず笑ってしまいます。渋谷の地下にアンブレラの基地があったとは驚きです。
本シリーズは真剣にストーリーを追って楽しむ作品というよりも、ノリで楽しむ作品かと思います。おいおいこれ本当かよ、みたいな。また私は3までしかやっていませんが、本元であるゲーム版をプレイしている人はより一層楽しめるのではないでしょうか。本作ではバイオハザード4、5に出てきた敵が多数現れているようです。特にラスボスのウェスカーは5の動きに忠実に基づいているとのことですので、楽しめるかと思います。
本作はこれまでと比べて「ゾンビが突然襲ってくる恐怖」というものが薄らいでいるかと思います。これまでのバイオハザードでは突然何処からか襲い掛かってくるゾンビの恐怖に見る側もいつ来るんだ?とはらはらさせられながら見ていたのですが、本作はそれがないですね。むしろアンブレラの謎やアリスの旅が強く描かれている気がします。これはゲーム版のバイオハザードでも言われていることですね。
本シリーズ、私はゲームの映画化にしては十分に満足の行くできに仕上がっている、珍しい作品だと思います。ゲーム版にでてこない「アリス」というキャラクターを主人公に据えたのが功を奏しているのでしょうね。アリスを演じるミラ・ジョヴォビッチもシリーズを通していい縁起をしていると思いますし、CGもいいですし、一概にB級と馬鹿にできない面白さを持った作品だと思います。
さて次回作も当然出てくるわけですが、巷では次回作のバイオハザード5では「アリス」は出てこない、とも噂されていますね。確かに本作で一段落した感もありますし、超人的なアリスの活躍にややマンネリ化してきた感もあります。例えばゲーム版の主人公であるレオンやジル、脇役のレベッカなんかを出しても面白いかもしれませんね。また個人的には原点に戻って、「ゾンビが突然襲ってくる恐怖」も再現してもらいたいと思います。次回作はどうなるのでしょうね。期待大です。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):B
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