コミック日記52:鋼の錬金術師27 by荒川弘



タイトル:鋼の錬金術師 27
作者:荒川 弘
出版元:スクウェア・エニックス
その他:

あらすじ----------------------------------------------
「さよなら鋼の錬金術師。」

辿り着いた旅路の果てに、兄弟は何を手にしたのか!?No.1ダークファンタジー堂々完結!!!外伝「もうひとつの旅路の果て」も収録。


感想--------------------------------------------------
新刊ラッシュということで、ここからしばらくはコミック日記が続きます。面白い漫画ばかりですので、普段あまり漫画に興味をもたれない方もぜひお付き合いいただければと思います。ではさっそくの第一弾、シリーズ累計5000万部の大ヒット作「鋼の錬金術師」、その最新刊にして最終巻です。長かったエドとアルの旅もとうとう終わりを迎えました。

神を取り込み強大な力を手にした「お父様」こと「フラスコの中の小人(ホムンクルス)」。エドやホーエンハイムたちとの最後の戦いについに決着が……!!

ブラッドレイも、プライドも斃れ、最後に残った元凶である「お父様」。凄まじい力を持つこの「お父様」との戦いが本作のクライマックスになります。「仲間全員と力を合わせて最強の敵と戦う」という、典型的な少年漫画向けの展開、と言ってしまえばそれまでなのですが、ここまでの戦いの全てが凝縮されていますのでやはり読む方は引き込まれますね。

戦いを終えて消えてしまったアルを引き戻すエド。そしてそれぞれの道を行くそれぞれのキャラクター達。文句の言いようが無いほど良いまとめ方ですね。逆にそれだからこそ、若干の物足りなさも感じます。せめてもう少し各登場人物、特にマスタングとリザ、スカー、リン、アームストロングなどのその後は描いて欲しかったかなと思いました。(その後の写真で少しは分かるのですが。)

非常に長く続いていた気がする本作ですが、連載期間は9年だったのですね。もっともっと長かったかと思っていました。しかし本作は一貫してとてもレベルの高い内容だったと思います。特に秀逸なのはストーリー、世界観、キャラクター、といったところでしょうか。特に世界観は国の成り立ちや錬金術とその背後にあるものまで詳細に描いていて、またキャラクターも敵味方分け隔てなくきっちりと深く描いていて中途半端な描き方をしているキャラが一人もいなく、素晴らしかったかと思います。画力はまあ普通かな…。

数多くのキャラが登場する本作ですが、私個人的に気に入っていたキャラクターは、ブラッドレイ、スカー、マスタングといったところでしょうか。特にブラッドレイはあの圧倒的な強さとその強烈な信念が非常によかったです。まあでも死んでしまうべきキャラクターですね……。生き残ってしまうと話が終わりませんし……。

荒川弘さんは「獣神演武」という作品も連載されていましたが、こちらも完結しましたね。この次はどんな作品を見せてくれるのか楽しみです。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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