ゲーム日記2:ファイナルファンタジー13



タイトル:ファイナルファンタジーXIII
発売元:スクウェア・エニックス

あらすじ----------------------------------------------
世界的な大ヒットを記録し続けている人気RPG『ファイナルファンタジー』シリーズの第13作目。PS3が誇るハイスペックをフルに生かし、高密度・高水準のビジュアルとサウンド、そして大幅に進化したバトルシステムによって従来作以上の臨場感あふれるプレイが可能となっている。ストーリーは、天空に浮かぶ理想郷"コクーン"と未開の地"パルス"という2つの世界を舞台に展開。女性主人公・ライトニングを中心とする若者たちが、死よりも過酷な宿命と対峙する姿を膨大な美麗ムービーとともに描いていく。戦闘には、高い戦略性とスピード感を生み出す新世代の"アクティブタイムバトル"や、戦況に応じてキャラクターの役割を瞬時に切り替えられる"オプティマシステム"などを導入。シリーズ伝統の召喚獣システムは、召喚獣がさまざまなマシンに変身する"ドライビングモード"によってますます派手で強力なものになっている。


感想--------------------------------------------------
先日ご紹介した「ファイナルファンタジー13」、ようやくクリアしましたのでクリア後感想を載せたいと思います(注意:ネタバレもあります。)。クリアまでに要した時間はおよそ55時間です。途中いろいろと寄り道しましたのでもっと短くできるかと思います。

本作の感想ですが、個人的には十分満足のいくものでした。バトルシステム、ストーリー、サウンドなどの分けて感想を載せたいと思います。

まずバトルシステムですが、FFシリーズは毎回違うバトルシステムを採用しています。そしてこれが素晴らしいのですが、毎回違うバトルシステムを採用しているにも関わらず、どの作品でもそれが絶妙なバランスでが仕上がっています。本作のオプティマも絶妙でこれを駆使することで絶対に倒せないような敵も簡単に倒せたり、逆に使わないと雑魚的にも簡単にやられたりします。オプティマの前提として各キャラクターを操作するAIが優秀である必要がありますが、ここは全く文句のないほど優秀です。使ってほしいところで使ってほしいアクションを取るため、「自分で操作するより全然いいじゃん」と思わせます。
 ・・・欲を言うと使うキャラクターと使わないキャラクターが明確に分かれてしまうところと、オプティマの編成が面倒なところがちょっと気になりました。本作ではバトルメンバーを設定してからオプティマを設定していますが、ここは逆にオプティマを設定してからそれにバトルメンバーを割り当てるようにしたらもっと面白かったかな、と思います。例えば最初は(アタッカー:ファング、アタッカー:サッズ、ブラスター:ライト)でオプティマを変えると(ディフェンダー:スノウ、ヒーラー:ホープ、ヒーラー:ヴァニラ)になるとか・・・。FF10のようにうまく全員のメンバーを使える仕組みが取り入れられているとなおよかったかなと思います。でないと、サッズとか全然使わないですし・・・。

 次にストーリーですがまあ普通です。ただ後半になるとよくわからなくなってきます。あとムービーが最高にリアルな分、ストーリーがかなり稚拙に見えてしまいます。ストーリー的にはFF4、FF6、FF10あたりが私は好きです。特にFF10は結構、感動しました。
 あとエンディングが割と短かったのは個人的には○です。ラスボス倒してからThe Endまで1時間近くかかる作品もありましたが今作はそんなこともなく、すっきりしていました。最後になってようやくあのFF13のエンブレムの意味が分かるのもいいですね。クリア後のミッションも山ほどあるし、いくらでも強化できるし、強い敵はたくさんいるし、しばらくは十分遊べそうです。

 音楽は今回はこれまでの方とは違う方が担当されていますが、個人的にはとてもよかったです。歌詞入りの音楽が流れる部分、特に6章のサッズとヴァニラが二人で水郷を行くところの音楽は素晴らしかったです。ボス戦もとても洗練されている音楽と感じました。FF独特の音楽がなかったのは残念ですが、それを打ち消すくらいよかったです。

 システム周りは今回は大胆に変えていますね。店は全て通販、敵からは逃げられずリスタート、リーダーがやられたら全滅、バトルが終了する毎に体力は全回復、多くあるセーブポイント・・・。個人的にはこれもすごくよかったです。無駄が非常に省かれていて、スピーディーにものごとが進みストレスを感じません。本作はストーリーとバトルに主眼を置いているからでしょうね。これは私は大成功だと思います。
 一点、課題は改造と感じました・・・。なんかモンハンの武器改造を意識したけど中途半端に終わりました、というイメージです。ここはもっと改良の余地があるかと思います。個人的にはもっと改造しやすくしてその分、分岐を増やしてほしいと思いました。

 本作の肝はなんといってもバトルシステムでしょうね。最初の方は2人パーティーで動くことが多いので実感しませんが、3人で動けるようになった途端、このバトルシステムがどれだけ絶妙なバランスで出来ているか、どれだけ奥が深いか分かってきます。序盤で諦めている人は3人で動けるようになるまで我慢、です。

 本作、私的には十分FFのナンバリングタイトルとしての価値がある作品だと思います。まあいろいろと批判されるのは大作の宿命かとも思いますし。なんだかんだで180万本以上も売れてますしね。私的には買って損はしていません。いろいろと新しいことに取り組むのがFFですし。

 FF13は本作と対になるソフト「FF13ヴェルサス」が来年冬に発売予定ですね。本作の過去が舞台とのことですが・・・そうするとグラン=パルスの都市が滅びる前の話ですかね?神とか女神とかファルシの話と絡んでくるのでしょうか?ファングやヴァニラも絡んでくると面白いですね。期待大、です。

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(さらに追記)
トロフィーコンプまでやり込みました。
金が貯まらないですね・・・。時間をかけるしかないのですが、大変でした。亀を何匹倒したことか・・・。あとは、まあまあそれなりです。ミッションオール五つ星も攻略サイト見ながらやったのでそんなに苦労しませんでした。サイト見ないと激ムズですね。特に改造は。ダメージはインフレですね。最強まで育てれば100万オーバーのダメージも可能です。
個人的には10にあったようなミニゲームとかなくなったのはよかったです。ああいうのがトロフィー獲得の条件にあったりするとやる気なくすので。
ウェルキン、ロングイ、シャオロングイといった強敵も同じオプティマ編成では勝てません。戦略を立てる必要がある分、これはいいですね。これまでのFFとは違いますが、本作は本作でいいと思います。
世の中の評価がいまいちな分、値が下がってますね・・・。いまならお買い得です。


総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):S


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