タイトル:CLAYMORE 17
作者:八木 教広
出版元:集英社
その他:
あらすじ----------------------------------------------
ヘレンとデネヴは南の地でイースレイと遭遇。死を覚悟する二人だが、「深淵喰い」が現れイースレイを倒す。一方、西ではラファエラの覚醒を図るリフルに、組織はアリシアとベスを派遣。この地でクレア達は・・・!?
感想--------------------------------------------------
大剣(クレイモア)を背に妖魔を切り裂く女性剣士クレアが主人公の作品です。ようやく最新巻がでました。だんだんと物語も佳境に入ってきており、展開から眼が離せません。
組織・リフル・イースレイの三竦みで保たれていた均衡がイースレイの死により崩れ去る。リフルを消す為に「深淵喰い」の大群とアリシア・ベスの双子を西の地に放つ組織。一方でルシエラとラファエラの融合体は最強の破壊者として覚醒するー。
面白いです。どんどん続きが読みたくなりますね。本作、最初は妖魔を倒す白銀の魔女:クレイモアの活躍のストーリーだったのですが、妖魔を超える存在:覚醒者の登場、妖力解放により極限まで強くなったクレア達七人のクレイモア、そして最強の覚醒者であるリフル、イースレイ、ルシエラ、プリシラの4人の"深淵のもの"の登場、そして本巻で登場する"深淵のもの"さえ超えるルシエラとラファエラの融合対と、強さにどんどんインフレがかかっていきますね。(・・・ドラゴンボール現象ですね。)クレア達七人のクレイモア、深淵のものリフル、「深淵喰い」とアリシア・ベスを擁する組織、ラキとプリシラ、そしてルシエラとラファエラの融合体・・・。三つ巴どころか五つ巴の状況ですが、誰と誰が手を組むのか、どことどこが戦うのか、今後のストーリー展開から眼が放せません。物語はこれから一つのクライマックスを迎えそうです。
本作は「銀眼の魔女」と呼ばれるクレイモアたちが主人公です。ただし本作はこのクレイモアたちをほとんど女性としては扱っていません。昨今流行している"萌え"とは対局にある果てしなく強い女たちとしてクレイモアたちを描いています。彼女達をこのように描いたのが本作の最も成功したポイントではないかと私は思います。
男性が大剣を持って異形のものと戦う作品としては既にここでも紹介した「ベルセルク
妖魔や覚醒者、深淵のものたちを人間タイプではなく物凄く不気味な異形なものとして描いたのも成功の一因かと思います。そのことで主人公のクレイモアたちや人間とはっきりと差別化でき、大きなアクセントが生まれていますね。
次はどんな展開を見せるのでしょう。クレアはまだまだリフルやプリシラ、ラファエラとルシエラとの融合体よりは弱いですが、どうなるのでしょう。早く次巻が読みたいところです。
総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A
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