映画日記26:容疑者Xの献身



タイトル:容疑者Xの献身
監督:
出演者:福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子、北村一輝
その他:

あらすじ----------------------------------------------
東野圭吾の直木賞受賞作を、福山雅治と柴咲コウ共演で映画化。貝塚北警察署の刑事・内海から殺人事件の相談を受けた湯川学は、かつての親友である天才数学者・石神哲哉が事件に深く関わっているのではと疑念を抱き…。共演は堤真一と松雪泰子。


感想--------------------------------------------------
東野圭吾さん原作の「容疑者Xの献身」の映画版です。ようやく見ることができました。原作は直木賞受賞作ということで、どのように映画化されているか期待してみました。

 本作を見ての感想ですが、非常に良く映画化されていると感じました。
 特に際立っていたのが石神を演じる堤真一さんと、花岡を演じる松雪泰子さんです。この二人の演技力が光っているため映画全体に深みが生まれています。福山雅治さんと柴崎コウさんだけではどうしてもドラマの印象から脱しきれなかったと思いますが、この二人が加わることで映画としての厚みができていると感じました。

 特に堤真一さんは、人生に絶望し疲れきった数学教師:石神をとてもうまく演じていると感じました。普段の堤真一さんの印象とは正反対の暗い役柄を違和感無く演じています。普段テレビで見るキャラクターを知っているだけに、その凄さを感じます。また松雪泰子さんもうまいです。動揺し、涙を流し、ヒステリックに叫ぶその表情は真に迫っています。
 本作の一番のポイントは原作最後に見せる石神の魂からの絶叫だと私は思います。ここをどう演じるのか非常に興味を持っていたのですが、さすが堤真一さんですね、このシーンも凄かったです。

 正直言って、本作は福山雅治さんと柴崎コウさんは脇役ですね。二人とも悪くはないのですが、堤真一さんと松雪泰子さんが凄すぎるため、印象が薄くなっています。でも本作的にはそれが成功していると思いました。

 最初はそんなには本作に期待していませんでした。ドラマの延長、くらいに思っていたのですが、いい意味で期待を裏切った作品だと思います。




総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):A


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Tracked: 2009-10-11 21:56