2016年04月23日

読書日記589:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら



タイトル:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
作者:岩崎 夏海
出版元:新潮社
その他:

あらすじ----------------------------------------------
ある日突然、女子マネージャーになった主人公の川島みなみは、都立程久保高校の野球部を「甲子園に連れていく」と決めた。でもいったい、どうやって? 世界で一番読まれた経営学書『マネジメント』の理論を頼りに、みなみは野球部を変革して行く。「真摯さ」とは何か、顧客は誰か、組織の成長とは……。ドラッカーの教えを実践し、甲子園出場をめざして奮闘する高校生の青春物語!

感想--------------------------------------------------
いまさらながらの「もしドラ」です。言わずもがな、数年前に爆発的なヒットを飛ばした作品ですね。ずーっと積んだままになっていましたがようやく読むことができました。

野球部マネージャーのみなみはドラッカーのマネジメントと出会う。そこに書かれていた内容は野球部復活のための秘訣に通じていたー。

二十世紀最高の知性の一人と呼ばれる経営学者ピーター・ドラッカー。その著書「マネジメント」に出会った弱小野球部のマネージャーみなみが、「マネジメント」の内容を反映させて野球部を甲子園に導いていく、というお話です。一時、ものすごいブームになった本ですので、読んだ方も多いのではないでしょうか。

青春小説にマネジメントの内容を反映させた本、ですが、特筆すべきはその読みやすさです。文章がとても読みやすく、軽く、どんどんと読んでいくことができます。重い本を求めている方には物足りないかもしれませんが、昨今ではこのくらいの軽さの本のほうが売れている気がしますね。ニーズを掴んでいるなあ、と感じます。

「マネジメント」が主体の小説、と読み始めた当初は感じていましたが、最後まで読むと意外にも感動する青春小説でした。「え?こんな展開?」と正直驚きました。笑顔あり、涙ありの意外にも(失礼ですが・・・)感動する本です。


「マネージャーに必要な根本的な資質は真摯さである」


詳しくは読んでいただきたいですが、「マネジメント」の本質はこの一言に尽きますね。そして「マネジメント」というものは経営の現場だけでなく、本書に描かれている野球部のような、あらゆる組織に適用できるものなんだ、とわかります。

本書では「マネジメント」を適用することで野球部は劇的に変わっていきます。その変わり方はさすがに小説らしさを感じてしまうのですが、マネジメントの凄さは良く伝わります。ドラッカーのマネジメントは読めなくても本書なら軽いしよめるのではないでしょうか。私も未読ですが「マネジメント」はあらゆる経営書の原点となる本と感じました。最近では「もしドラ2」も出ていますね。こちらを未読の方は二冊合わせていかがでしょうか。

総合評価(S・A・B・C・D・Eの6段階評価):B
レビュープラス
posted by taka at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする